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Enterprise Server 3.15 は、現在リリース候補として使用できます。

インスタンス用に collectd を構成する

GitHub Enterprise Server のパフォーマンスを把握するには、インスタンスの collectd からのデータを確認するか、必要に応じて外部 collectd サーバーにデータを送信します。

GitHub Enterprise Server

の collectd について

collectd は、システムのパフォーマンスに関するメトリックを収集して提供するために お使いの GitHub Enterprise Server インスタンス で実行されるサービスです。 collectd が収集する一般的なメトリックには、CPU 使用率、メモリとディスクの使用量、ネットワーク インターフェイスのトラフィックとエラー、システム全体の負荷が含まれます。 データを別の collectd サーバーに転送することもできます。 詳細については、「collectd Wiki」をご覧ください。

インスタンスは、collectd からのメトリックを使用して、[Management Console] のモニター ダッシュボードにグラフを表示します。 詳しくは、「モニターダッシュボードへのアクセス」を参照してください。

お使いの GitHub Enterprise Server インスタンス で collectd が収集するメトリックの一覧を確認できます。 詳しくは、「GitHub Enterprise サーバーの collectd メトリック」を参照してください。

外部 collectd サーバーを設定する

外部 collectd サーバーをまだ設定していない場合、お使いの GitHub Enterprise Server インスタンス で collectd 転送を有効にする前に設定する必要があります。 collectdサーバーでバージョン 5.x 以降を実行しているcollectd必要があります。

  1. collectd サーバーにログインします。
  2. collectd を作成、または編集することで、ネットワークプラグインをロードし、適切な値をサーバとポートのディレクティブに追加します。 ほとんどのディストリビューションでこれは /etc/collectd/collectd.conf にあります。

collectd サーバーを実行する collectd.conf 例:

LoadPlugin network
...
...
<Plugin network>
    Listen "0.0.0.0" "25826"
</Plugin>

GitHub Enterpriseで collectd 転送の有効化

既定では、collectd 転送は GitHub Enterprise で無効になっています。 次の手順に従って、collectd 転送を有効にして設定します。

  1. GitHub Enterprise Server の管理アカウントから、任意のページの右上隅で をクリックします。

  2. [サイト管理者] ページにまだ表示されていない場合は、左上隅の [サイト管理者] をクリックします。

  3. [ サイト管理者] サイドバーで [Management Console] をクリックします。

  4. ログの転送設定の下にある [collectd 転送を有効にする] を選択します。

  5. [サーバー アドレス] フィールドには GitHub Enterprise のアプライアンスの統計を転送したいcollectd サーバーのアドレスを入力します。

  6. [ポート] フィールドに、collectd サーバーへの接続に使用するポートを入力します。 (デフォルトは 25826)

  7. [暗号化のセットアップ] ドロップダウン メニューで、collectd サーバーとの通信のセキュリティ レベルを選択します。 (なし、署名付きパケット、パケットの暗号化) 1. [設定] サイドバーで [設定の保存] をクリックします。

    注: [Management Console] に設定を保存すると、システム サービスが再起動され、ユーザーに表示されるダウンタイムが発生する可能性があります。

  8. 設定の実行が完了するのを待ってください。

収集されたデータを ghe-export-graphs でエクスポートする

コマンドライン ツール ghe-export-graphs では、collectd によって RRD データベースに格納されるデータがエクスポートされます。 このコマンドは、データを XML にして、1 つの TAR 書庫 (.tgz) にエクスポートします。

その主な用途は、Support Bundleを一括ダウンロードする必要なく、GitHub Enterprise サポートのチームに仮想マシンのパフォーマンスに関するデータ提供することです。 定期的なバックアップエクスポートに含めてはなりません。また、その逆のインポートもありません。 GitHub Enterprise サポート からお問い合わせいただく場合、問題解決を容易にするため、このデータが必要となる場合があります。

使用方法

ssh -p 122 admin@[hostname] -- 'ghe-export-graphs' && scp -P 122 admin@[hostname]:~/graphs.tar.gz .

トラブルシューティング

中心の collectd サーバはデータを受信していない

GitHub Enterprise は collectd バージョン 5.x に付属しています。 collectd 5.x には、4.x リリース シリーズとの下位互換性がありません。 お使いの GitHub Enterprise Server インスタンス から送られるデータを受信するには、中心の collectd サーバーは 5.x 以上のバージョンでなければなりません。

他に質問や問題がある場合、GitHub Enterprise サポート にアクセスしてください。