画像をホストするために、GitHub では、オープン ソース プロジェクト Camo を使用しています。 Camo では、ファイルごとに匿名の URL プロキシを生成し、ブラウザの詳細や関連情報が他のユーザーに対して非表示となるようにします。 GitHub.com では、URL は https://<subdomain>.githubusercontent.com/
から始まり、サブドメインはイメージのアップロード方法によって異なります。
また、動画にも匿名化された URL があります。画像の URL と同じ形式ですが、Camo を使用した処理は行いません。 これは、GitHub が外部でホストされた動画をサポートしないため、匿名化された URL が GitHub によってホストされたアップロード済み動画へのリンクとなるためです。
匿名化された URL を受け取ったユーザーは、直接であれ、間接であれ、画像や動画を見ることができます。 機密のメディア ファイルを非公開のままにしておくには、Camo を使用するのではなく、認証が必要なプライベート ネットワークまたはサーバーに制限します。
Camoでの問題のトラブルシューティング
まれな状況下において、Camoによって処理された画像がGitHubに表示されないことがあります。 問題のありかを判断するために利用できる手順を以下に示します。
Tip
Windows ユーザーは、Git PowerShell (GitHub Desktop と併せてインストールされます) を使用するか、Windows 用の curl をダウンロードします。
画像が表示されない
画像がブラウザーに表示されるものの、GitHub には表示されない場合、その画像をローカルでリクエストしてみることができます。
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[ターミナル][ターミナル][Git Bash] を開きます。
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curl
を使用して、画像ヘッダーをリクエストします。$ curl -I https://www.my-server.com/images/some-image.png > HTTP/2 200 > Date: Fri, 06 Jun 2014 07:27:43 GMT > Expires: Sun, 06 Jul 2014 07:27:43 GMT > Content-Type: image/x-png > Server: Google Frontend > Content-Length: 6507
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Content-Type
の値を確認します。 このケースではimage/x-png
です。 -
そのコンテント タイプを、Camo でサポートされている種類の一覧に照らし合わせて確認します。
コンテントタイプが Camo でサポートされていない場合、試せることがいくつかあります:
- 画像をホストしているサーバーを自分で所有しているなら、画像の適切なコンテントタイプを返すように修正してください。
- 画像を外部のサービスでホストしているなら、そのサービスのサポートに連絡してください。
- Camo にプルリクエストを送り、コンテントタイプをリストに追加してもらってください。
最近変更した画像が更新されない
最近変更した画像がブラウザでは表示され、GitHubでは表示されない場合、その画像のキャッシュをリセットしてみることができます。
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[ターミナル][ターミナル][Git Bash] を開きます。
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curl
を使用して、画像ヘッダーをリクエストします。$ curl -I https://www.my-server.com/images/some-image.png > HTTP/2 200 > Expires: Fri, 01 Jan 1984 00:00:00 GMT > Content-Type: image/png > Content-Length: 2339 > Server: Jetty(8.y.z-SNAPSHOT)
Cache-Control
の値を確認します。 この例には、Cache-Control
はありません。 そのような場合は、次の処理を行います。
- 画像をホストしているサーバーを所有している場合は、画像の
no-cache
のCache-Control
を返すように、そのサーバーを修正します。 - 画像を外部のサービスでホストしているなら、そのサービスのサポートに連絡してください。
Cache-Control
が no-cache
に設定 "されている" 場合、GitHub サポート ポータル に問い合わせるか、GitHub コミュニティのディスカッション を検索してください。
Camoのキャッシュから画像を削除する
キャッシュをパージすれば、すべてのGitHubユーザは画像をリクエストし直すようになるので、この方法はごく控えめに使うべきであり、これまでに述べたステップがうまく働かなかった場合にかぎるべきです。
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[ターミナル][ターミナル][Git Bash] を開きます。
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Camo URL で
curl -X PURGE
を使用する画像を消去します。$ curl -X PURGE https://camo.githubusercontent.com/4d04abe0044d94fefcf9af2133223.... > {"status": "ok", "id": "216-8675309-1008701"}
プライベートネットワークでの画像の表示
画像がプライベートネットワークや、認証を要求するサーバから提供されている場合、GitHubでは表示できません。 実際のところ、その画像はユーザにサーバへのログインを求めなければ表示されません。
この問題を修正するには、その画像をパブリックにアクセスできるサービスに移してください。
参考資料
- the GitHub Blog の「ユーザー イメージのプロキシ」