警告: 新しいリソースの割り当てプロセスは、仮想化プラットフォームやリソースの種類によって様々です。 重要なシステムリソースのモニタリングとアラートは、必ず設定しておいてください。 詳しい情報については「GitHub Enterprise Serverアプライアンスのモニタリング」を参照してください。
AWSでのCPUあるいはメモリリソースの追加
ノート: AWSでCPUあるいはメモリリソースを追加するには、EC2インスタンスを管理するためにAWSのマネージメントコンソールもしくはaws ec2
コマンドラインインターフェースのいずれかの利用に慣れていなければなりません。 リサイズを行うための好みのAWSツールの利用の背景と詳細については、Amazon EBS-Backed インスタンスのサイズ変更にあるAWSのドキュメンテーションを参照してください。
リサイズについての考慮
GitHub Enterprise Server インスタンス の CPU またはメモリリソースを増加させる前に、以下のことを行ってください:
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CPU に応じてメモリーをスケーリング
CPUリソースを増加させる場合には、GitHub Enterprise Serverインスタンスに追加されるCPUごと(最大で16CPU)に少なくとも6.5GBのメモリを追加することをおすすめします。 16以上のCPUを使う場合には、CPUごとに6.5GBのメモリを追加する必要はありませんが、十分なメモリがあることを確認するためにインスタンスをモニタリングすることを推奨します。
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Elastic IP がインスタンスに割り当てられていることを確認
Elastic IP が割り当てられていない場合は、パブリック IP アドレスでの変更を考慮して、再起動後に GitHub Enterprise Server ホストの DNS A レコードを調整する必要があります。 インスタンスがVPC内で起動していれば、インスタンスが再起動してもElastic IP(EIP)は自動的に保持されます。 インスタンスがEC2-Classic内で起動されていれば、Elastic IPは手動で際割り当てが必要です。
サポートされているAWSインスタンスタイプ
アップグレードするインスタンスタイプは、CPU/メモリの仕様に基づいて決定しなければなりません。 GitHub Enterprise Server は、次の EC2インスタンスタイプでサポートされています。 詳しい情報についてはAWS EC2インスタンスタイプの概要ページを参照してください。
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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C3 | c3.2xlarge, c3.4xlarge, c3.8xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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C4 | c4.2xlarge, c4.4xlarge, c4.8xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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C5 | c5.large, c5.xlarge, c5.2xlarge, c5.4xlarge, c5.9xlarge, c5.18xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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M3 | m3.xlarge, m3.2xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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M4 | m4.xlarge, m4.2xlarge, m4.4xlarge, m4.10xlarge, m4.16xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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M5 | m5.large, m5.xlarge, m5.2xlarge, m5.4xlarge, m5.12xlarge, m5.24xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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R4 | r4.large, r4.xlarge, r4.2xlarge, r4.4xlarge, r4.8xlarge, r4.16xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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R5 | r5.large, r5.xlarge, r5.2xlarge, r5.4xlarge, r5.12xlarge, r5.24xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
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X1 | x1.16xlarge, x1.32xlarge |
推奨されるAWSインスタンスタイプ
ユーザライセンス数に応じて、以下のインスタンスタイプをおすすめします。 |
ユーザライセンス | 推奨タイプ |
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トライアル、デモ、あるいは10人の軽量ユーザ | r4.large |
10 - 3000 | r4.xlarge |
3000 - 5000 | r4.2xlarge |
5000 - 8000 | r4.4xlarge |
8000 - 10000+ | r4.8xlarge |
ノート:インスタンスをリサイズすれば、いつでもCPUやメモリをスケールアップできます。 しかし、CPUあるいはメモリのリサイズにはユーザにとってのダウンタイムが生じるので、スケールのためのリソースを前もってオーバープロビジョニングしておくことをおすすめします。
AWSでのリサイズ
ノート:EC2-Classicで起動されたインスタンスについては、インスタンスに関連づけられたElastic IPアドレスとインスタンスIPの両方を書き留めておいてください。 インスタンスを再起動したなら、Elastic IPのアドレスを再割り当てしてください。
既存の AWS/EC2 インスタンスに CPU またはメモリリソースを追加することはできません。 その代わりに、以下を行う必要があります:
- インスタンスを停止する。
- インスタンスタイプを変更する。
- インスタンスを起動します。
- インスタンスが完全に再起動し、アクセスできるようになったら、SSH の管理シェルを使って新しいリソース構成が認識されていることを確認してください:
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME $ ghe-system-info
OpenStack KVMでのCPUあるいはメモリリソースの追加
既存の OpenStack KVM インスタンスに CPU またはメモリリソースを追加することはできません。 その代わりに、以下を行う必要があります:
- 現在のインスタンスのスナップショットを取る。
- インスタンスを停止する。
- 希望するCPUやメモリリソースを持つ新しいインスタンスフレーバーを選択する。
Adding CPU or memory resources for VMware
GitHub Enterprise Server インスタンスでの処理が遅いなら、CPUあるいはメモリリソースを追加する必要があるかもしれません。
CPUリソースを増加させる場合には、GitHub Enterprise Serverインスタンスに追加されるCPUごと(最大で16CPU)に少なくとも6.5GBのメモリを追加することをおすすめします。 16以上のCPUを使う場合には、CPUごとに6.5GBのメモリを追加する必要はありませんが、十分なメモリがあることを確認するためにインスタンスをモニタリングすることを推奨します。
- vSphere Clientを使ってVMware ESXiホストに接続してください。
- GitHub Enterprise Server インスタンスをシャットダウンしてください。
- 仮想マシンを選択し、 Edit Settings(設定の編集)をクリックしてください。
- "Hardware"の下で、必要に応じて仮想マシンに割り当てられたCPUやメモリリソースを調整してください。
- 仮想マシンを起動するには、[OK] をクリックします。
- インスタンスが完全に再起動し、アクセスできるようになったら、SSH の管理シェルを使って新しいリソース構成が認識されていることを確認してください:
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME $ ghe-system-info