クラスタリングの設定
クラスタリングについて、そしてHigh Availabilityとの差異にについて学んでください。
クラスタリングについて
GitHub Enterprise Server クラスタリングを利用することで、GitHub Enterprise Server を構成するサービス群を複数のノードにまたがってスケールアウトできるようになります。
クラスタリングと High Availability (HA) の違い
GitHub Enterprise Server High Availability (HA) は冗長性を提供するプライマリ/セカンダリフェイルオーバー構成ですが、クラスタリングは読み書きの負荷を複数のノードに分散させることによって冗長性とスケーラビリティを提供します。
クラスタノードについて
"ノード" は、クラスター内で動作する GitHub Enterprise Server インスタンスです。 ぞれぞれのノードは、クラスターに提供される (最終的にはユーザーに提供される) 一連のサービスを実行します。
クラスタのネットワーク設定
GitHub Enterprise Server クラスタリングが適切に動作するためには、DNS の名前解決、ロードバランシング、ノード間の通信が適切に行われなければなりません。
クラスタの初期化
GitHub Enterprise Server クラスタはライセンスを使用して設定し、管理シェル (SSH) を使用して初期化する必要があります。
クラスタのアップグレード
管理シェル (SSH) を使用して GitHub Enterprise Serverクラスタを最新のリリースにアップグレードします。
クラスタノードのモニタリング
GitHub Enterprise Server クラスタは、2 つ以上のノードに分散された冗長サービスで構成されています。 もしも個々のサービスまたは1つのノード全体に障害があっても、それがクラスタのユーザに即座に見えることはありません。 ただし、パフォーマンスと冗長性が影響を受けるため、GitHub Enterprise Server クラスタの健全性を監視することが重要です。
クラスタノードの入れ替え
GitHub Enterprise Server ノードを入れ替えるには、クラスター設定ファイル (
cluster.conf
) 内で対象となるノードをオフラインとしてマークし、入れ替えるノードを追加しなければなりません。 ノードに障害があった場合、あるいはパフォーマンスを高めるためにリソースの多いノードを追加する場合、この作業が必要になることがあります。データ サービスを実行しているクラスター ノードの退避
クラスター内のノードが分散データを格納するサービスを実行している場合は、ノードのデータを退避させてノードを置き換える準備をするときに冗長性を確保できます。