このバージョンの GitHub Enterprise はこの日付をもって終了となりました: 2021-09-23. 重大なセキュリティの問題に対してであっても、パッチリリースは作成されません。 パフォーマンスの向上、セキュリティの改善、新機能のためには、最新バージョンのGitHub Enterpriseにアップグレードしてください。 アップグレードに関する支援については、GitHub Enterprise supportに連絡してください。

OpenStack KVM で GitHub Enterprise Server をインストールする

GitHub Enterprise Server を OpenStack KVM 上にインストールするには、OpenStack にアクセスでき、GitHub Enterprise Server QCOW2 イメージをダウンロードすることが必要です。

必要な環境

ハードウェアについて

最小要件

GitHub Enterprise Serverのインスタンスのユーザライセンス数に応じた様々なハードウェア構成をおすすめします。 最小要件以上のリソースを提供すれば、インスタンスのパフォーマンスとスケーラビリティは向上します。

ノート: GitHub ActionsもしくはGitHub Packagesのベータに参加してこれらの機能を有効化している場合、インスタンスには追加のハードウェアリソースが必要になります。 ベータ機能を使うインスタンスの最小要件は、以下のテーブル中の太字に示されています。 詳しい情報については「GitHub Enterprise Server 2.22のベータの機能」を参照してください。

ユーザライセンスvCPUsメモリアタッチされたストレージルートストレージ
トライアル、デモ、あるいは10人の軽量ユーザ2
or 4
16 GB
or 32 GB
100 GB
or 150 GB
200 GB
10-30004
or 8
32 GB
or 48 GB
250 GB
or 300 GB
200 GB
3000-50008
or 12
64 GB500 GB200 GB
5000-800012
or 16
96 GB750 GB200 GB
8000-10000+16
or 20
128 GB
or 160 GB
1000 GB200 GB

既存のインスタンスのリソース調整に関する詳しい情報については「ストレージ容量の増加」及び「CPUあるいはメモリリソースの増加」を参照してください。

GitHub Enterprise Server 2.22のベータの機能

GitHub Enterprise Server 2.22は、GitHub Actions、GitHub Packages、code scanningといった機能をベータで提供しています。 詳しい情報については「GitHub Enterprise Server 2.22 リリースノートを参照してください。

GitHub Enterprise Server 2.22のベータの機能を有効化した場合、インスタンスには追加のハードウェアリソースが必要です。 最小要件に関する詳しい情報については「最小要件」を参照してください。

GitHub Actionsのハードウェアの要件に関する詳しい情報については「GitHub Enterprise ServerでGitHub Actionsを利用しはじめる」を参照してください。

ストレージ

GitHub Enterprise Serverには、高い秒あたりの入出力操作(IOPS)と低いレイテンシを持つ高性能なSSDをおすすめします。 ワークロードはI/O集中的です。 ベアメタルのハイパーバイザを使用するなら、直接アタッチされたディスクか、ストレージエリアネットワーク(SAN)からのディスクを利用することをおすすめします。

インスタンスには、ルートディスクとは別の永続化用のデータディスクが必要です。 詳しい情報については「システムの概要」を参照してください。

GitHub Actionsのベータを設定するには、外部のblobストレージを用意しなければなりません。 詳しい情報については、「GitHub Enterprise Server の GitHub Actions を使ってみる」を参照してください。

新しいインスタンスを構築するか、既存のインスタンスを利用して、インスタンスのルートディスクのサイズを変更できます。 詳しい情報については「ストレージ容量の増加」を参照してください。

CPU及びメモリ

GitHub Enterprise Serverが必要とするCPU及びメモリリソースは、ユーザ、自動化、インテグレーションのアクティビティのレベルによります。

GitHub Enterprise Serverインスタンスのユーザに対してGitHub Actionsのベータを有効化するなら、インスタンスに追加のCPU及びメモリリソースをプロビジョニングしなければならないことがあります。 詳しい情報については「GitHub Enterprise ServerのためのGitHub Actionsの利用開始」を参照してください。

CPUリソースを増やす場合、インスタンスにプロビジョニングする各vCPUごとに少なくとも6.5GBのメモリを追加する(最大16vCPUまで)ことをおすすめします。 16以上のvCPUを使う場合は、各vCPUごとに6.5GBのメモリを追加する必要はありませんが、インスタンスが十分なメモリを持っているかをモニターするべきです。

警告: GitHub Enterprise Server上の外部システムのアクティビティを通知するwebhookイベントを設定することを、ユーザにおすすめします。 変更の自動化されたチェック、あるいはポーリングは、インスタンスのパフォーマンスとスケーラビリティに悪影響を与えます。 詳しい情報については「webhookについて」を参照してください。

GitHub Enterprise Serverのキャパシティとパフォーマンスのモニタリングに関する詳しい情報については「アプラインアンスのモニタリング」を参照してください。

インスタンスのCPUあるいはメモリリソースは増やすことができます。 詳しい情報については、「CPU またはメモリリソースを増やす」を参照してください。

GitHub Enterprise Server イメージをダウンロードする

  1. GitHub Enterprise Serverのダウンロードページにアクセスしてください。
  2. ライセンスファイルをダウンロードするにはDownload license(ライセンスのダウンロード)をクリックしてください。
  3. Get the latest release of GitHub Enterprise Server (GitHub Enterprise Server の最新リリースを入手) をクリックします。
  4. GitHubオンプレミスを選択し、続いてOpenStack KVM (QCOW2)をクリックしてください。
  5. Download for OpenStack KVM (QCOW2)をクリックしてください。

GitHub Enterprise Server インスタンスを作成する

インスタンスを作成するには、GitHub Enterprise Server のイメージを仮想マシンにインポートし、インスタンスのデータ用に追加のストレージボリュームをアタッチしなければなりません。 詳細は「ハードウェアについて」を参照してください。

  1. OpenStack Horizon で、ダウンロードした GitHub Enterprise Server のイメージをアップロードします。 手順については、OpenStack ガイドの「Upload and manage images」の 「Upload an image」セクションを参照してください。

  2. インスタンスデータ用にアタッチされるストレージボリュームとして使うための新しい仮想ディスクを作成し、サイズをユーザライセンス数に基づいて設定してください。 手順については、OpenStack ガイドの「Create and manage volumes」を参照してください。

  3. セキュリティグループを作成し、下の表の各ポートについて新しいセキュリティグループルールを追加してください。 その方法についてはOpenStackのガイド"Configure access and security for instances"を参照してください。

    ポートサービス説明
    22SSHGit over SSHのアクセス。 パブリック/プライベートリポジトリのクローン、フェッチ、プッシュ操作がサポートされています。
    25SMTP暗号化(STARTTLS)付きのSMTPサポート。
    80HTTPWebアプリケーションへのアクセス。 SSL が有効な場合、すべての要求は HTTPS ポートにリダイレクトされます。
    122SSHインスタンスのシェルへのアクセス。 デフォルトのSSHポート(22)は、アプリケーションのgit+sshネットワークトラフィック専用です。
    161/UDPSNMPネットワークモニタリングプロトコルの処理に必要。
    443HTTPSWebアプリケーション及びGit over HTTPSのアクセス。
    1194/UDPVPNHigh Availability設定でのセキュアなレプリケーションネットワークトンネル。
    8080HTTPプレーンテキストの Webベースの Management Console。 SSL を手動で無効にしない限り必要ありません。
    8443HTTPSセキュアな Webベースの Management Console。 基本的なインストールと設定に必要です。
    9418GitシンプルなGitプロトコルのポートです。 パブリックリポジトリのクローンとフェッチのみができます。 暗号化されていないネットワーク通信です。 インスタンスでプライベートモードを有効化した場合、このポートをオープンする必要があるのは、匿名Git読み取りアクセスも有効化している場合のみです。 詳しい情報については、「Enterprise でリポジトリ管理ポリシーを適用する」を参照してください。
  4. フローティングIPをインスタンスに関連づけることもできます。 使用しているOpenStackのセットアップによっては、フローティングIPをプロジェクトに割り当て、それをインスタンスに関連づける必要があるかもしれません、 そうする必要があるかどうかは、システム管理者に連絡を取って判断してください。 詳しい情報については、OpenStackのドキュメンテーション中の"Allocate a floating IP address to an instance"を参照してください。

  5. これまでのステップで作成したイメージ、データボリューム、セキュリティグループを使ってGitHub Enterprise Serverのインスタンスを起動してください。 その方法についてはOpenStackのガイド"Launch and manage instances"を参照してください。

GitHub Enterprise Server インスタンスを設定する

  1. 仮想マシンのパブリックDNS名をコピーして、Webブラウザに貼り付けてください。
  2. プロンプトでライセンスファイルをアップロードし、管理コンソールのパスワードを設定してください。 For more information, see "Managing your license for GitHub Enterprise."
  3. Management Consoleで、希望する設定を行って保存してください。詳しい情報については、「GitHub Enterprise Server アプライアンスを設定する」を参照してください。
  4. インスタンスは自動的に再起動します。
  5. Visit your instance(インスタンスへのアクセス)をクリックしてください。

参考リンク

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