必要な共作者情報
コミットに共作者を追加する前に、各共作者に使う適切なメールアドレスを知っておく必要があります。 共同作成者のコミットが投稿としてカウントされるようにするには、GitHub.com のアカウントに関連付けられているメールを使う必要があります。
メールアドレスを非公開にしておきたい人がいる場合、その人のプライバシーを保護するために、GitHub Enterprise Cloud
が提供する no-reply
メールを使う必要があります。 そうしない場合、コミットメッセージで共作者のメールアドレスが公開されます。 ご自分のメールアドレスを非公開にしておきたい場合、Git の操作のために GitHub Enterprise Cloud
が提供するno-reply
メールアドレスを使い、他の共作者に、no-reply
メールアドレスをコミットのトレーラーに載せるよう依頼できます。
詳しくは、「コミットメールアドレスを設定する」を参照してください。
ヒント: 以下の情報を共有することで、共作者が好みのメールアドレスを見つける手助けができます:
-
GitHub Enterprise Cloud が提供する
no-reply
メールアドレスを見つけるには、[メールアドレスを非公開にする] のメールアドレス設定ページに移動します。 -
コンピューターで Git の構成に使ったメールアドレスを見つけるには、コマンド ラインで
git config user.email
を実行します。
GitHub Desktop で co-authored コミットを作成する
GitHub Desktop で、共作者を持つコミットを作成できます。 詳細については、「GitHub Desktop でプロジェクトの変更をコミットしてレビューする」と GitHub Desktop を参照してください。
コマンドライン上で co-authored コミットを作成する
-
1. 各 co-author (共同作者) の名前とメール アドレスを収集します。 メールアドレスを非公開にしておきたい人がいる場合、その人のプライバシーを保護するために、GitHub Enterprise Cloud が提供する
no-reply
メールを使用する必要があります。 -
コミットメッセージと、変更の短く分かりやすい説明を入力してください。 コミットの説明の後に、閉じる引用符の代わりに 2 つの空の行を追加してください。
$ git commit -m "Refactor usability tests. > >
ヒント: コミット メッセージの入力にコマンドライン上のテキスト エディターをお使いの場合、コミットの説明の末尾と
Co-authored-by:
コミット トレーラーのとの間に改行が 2 つあることをご確認ください。 -
コミット メッセージの次の行で、共同作成者ごとに
Co-authored-by: name <name@example.com>
と個別の情報を入力します。 共同作者の情報の後に、閉じる引用符を追加します。複数の共作者を追加する場合は、共同作成者ごとに 1 行と、
Co-authored-by:
コミット トレーラーを割り当てます。 各共同作成者の行の間に空白行を追加しないでください。$ git commit -m "Refactor usability tests. > > Co-authored-by: NAME <NAME@EXAMPLE.COM> Co-authored-by: ANOTHER-NAME <ANOTHER-NAME@EXAMPLE.COM>"
次回のプッシュ時に、GitHub.com に新たなコミットとメッセージが表示されます。 詳しくは、「コミットをリモートリポジトリにプッシュする」を参照してください。
GitHub Enterprise Cloud
で co-authored コミットを作成する
GitHub Enterprise Cloud
の Web エディターを使ってファイルを変更してから、コミットのメッセージに Co-authored-by:
トレーラーを追加すると、co-authored コミットを作成できます。
- 1. 各 co-author (共同作者) の名前とメール アドレスを収集します。 メールアドレスを非公開にしておきたい人がいる場合、その人のプライバシーを保護するために、GitHub Enterprise Cloud が提供する
no-reply
メールを使用する必要があります。 - [変更のコミット...] をクリックします。
- [コミット メッセージ] フィールドに、変更内容を説明する、短くわかりやすいコミット メッセージを入力します。
- コミット メッセージの下のテキスト ボックスに、共同作成者ごとに個別の情報と
Co-authored-by: name <name@example.com>
を追加します。 複数の共作者を追加する場合は、共同作成者ごとに 1 行と、Co-authored-by:
コミット トレーラーを割り当てます。 - [変更のコミット] または [変更の提案] をクリックします。
GitHub.com に新たなコミットとメッセージが表示されます。
参考資料
- 「プロジェクトのコントリビューターを表示する」
- コミットメッセージの変更
- GitHub Desktop のドキュメントの「GitHub Desktop でプロジェクトの変更をコミットしてレビューする」