必要な環境
- GitHub Enterpriseのライセンスファイルを持っていなければなりません。 For more information, see "Setting up a trial of GitHub Enterprise Server" and "About licenses for GitHub Enterprise."
- Hyper-VをサポートしているWindows Server 2008からWindows Server 2019を持っている必要があります。
- 仮想マシン(VM)の作成に必要なほとんどのアクションは、 Hyper-V Managerを使っても行えます。 とはいえ、初期セットアップのためにはWindows PowerShellコマンドラインシェルを使うことをおすすめします。 以下の例ではPowerShellを使っています。 詳細については、Microsoft ガイド「Windows PowerShell 入門」を参照してください。
ハードウェアについて
最小要件
GitHub Enterprise Serverのインスタンスのユーザライセンス数に応じた様々なハードウェア構成をおすすめします。 最小要件以上のリソースを提供すれば、インスタンスのパフォーマンスとスケーラビリティは向上します。
ノート: GitHub ActionsもしくはGitHub Packagesのベータに参加してこれらの機能を有効化している場合、インスタンスには追加のハードウェアリソースが必要になります。 ベータ機能を使うインスタンスの最小要件は、以下のテーブル中の太字に示されています。 詳しい情報については「GitHub Enterprise Server 2.22のベータの機能」を参照してください。
ユーザライセンス | vCPUs | メモリ | アタッチされたストレージ | ルートストレージ |
---|---|---|---|---|
トライアル、デモ、あるいは10人の軽量ユーザ | 2 or 4 | 16 GB or 32 GB | 100 GB or 150 GB | 200 GB |
10-3000 | 4 or 8 | 32 GB or 48 GB | 250 GB or 300 GB | 200 GB |
3000-5000 | 8 or 12 | 64 GB | 500 GB | 200 GB |
5000-8000 | 12 or 16 | 96 GB | 750 GB | 200 GB |
8000-10000+ | 16 or 20 | 128 GB or 160 GB | 1000 GB | 200 GB |
既存のインスタンスのリソース調整に関する詳しい情報については「ストレージ容量の増加」及び「CPUあるいはメモリリソースの増加」を参照してください。
GitHub Enterprise Server 2.22のベータの機能
GitHub Enterprise Server 2.22は、GitHub Actions、GitHub Packages、code scanningといった機能をベータで提供しています。 詳しい情報については「GitHub Enterprise Server 2.22 リリースノートを参照してください。
GitHub Enterprise Server 2.22のベータの機能を有効化した場合、インスタンスには追加のハードウェアリソースが必要です。 最小要件に関する詳しい情報については「最小要件」を参照してください。
GitHub Actionsのハードウェアの要件に関する詳しい情報については「GitHub Enterprise ServerでGitHub Actionsを利用しはじめる」を参照してください。
ストレージ
GitHub Enterprise Serverには、高い秒あたりの入出力操作(IOPS)と低いレイテンシを持つ高性能なSSDをおすすめします。 ワークロードはI/O集中的です。 ベアメタルのハイパーバイザを使用するなら、直接アタッチされたディスクか、ストレージエリアネットワーク(SAN)からのディスクを利用することをおすすめします。
インスタンスには、ルートディスクとは別の永続化用のデータディスクが必要です。 詳しい情報については「システムの概要」を参照してください。
GitHub Actionsのベータを設定するには、外部のblobストレージを用意しなければなりません。 詳しい情報については、「GitHub Enterprise Server の GitHub Actions を使ってみる」を参照してください。
新しいインスタンスを構築するか、既存のインスタンスを利用して、インスタンスのルートディスクのサイズを変更できます。 詳しい情報については「ストレージ容量の増加」を参照してください。
CPU及びメモリ
GitHub Enterprise Serverが必要とするCPU及びメモリリソースは、ユーザ、自動化、インテグレーションのアクティビティのレベルによります。
GitHub Enterprise Serverインスタンスのユーザに対してGitHub Actionsのベータを有効化するなら、インスタンスに追加のCPU及びメモリリソースをプロビジョニングしなければならないことがあります。 詳しい情報については「GitHub Enterprise ServerのためのGitHub Actionsの利用開始」を参照してください。
CPUリソースを増やす場合、インスタンスにプロビジョニングする各vCPUごとに少なくとも6.5GBのメモリを追加する(最大16vCPUまで)ことをおすすめします。 16以上のvCPUを使う場合は、各vCPUごとに6.5GBのメモリを追加する必要はありませんが、インスタンスが十分なメモリを持っているかをモニターするべきです。
警告: GitHub Enterprise Server上の外部システムのアクティビティを通知するwebhookイベントを設定することを、ユーザにおすすめします。 変更の自動化されたチェック、あるいはポーリングは、インスタンスのパフォーマンスとスケーラビリティに悪影響を与えます。 詳しい情報については「webhookについて」を参照してください。
GitHub Enterprise Serverのキャパシティとパフォーマンスのモニタリングに関する詳しい情報については「アプラインアンスのモニタリング」を参照してください。
インスタンスのCPUあるいはメモリリソースは増やすことができます。 詳しい情報については、「CPU またはメモリリソースを増やす」を参照してください。
GitHub Enterprise Server イメージをダウンロードする
- GitHub Enterprise Serverのダウンロードページにアクセスしてください。
- ライセンスファイルをダウンロードするにはDownload license(ライセンスのダウンロード)をクリックしてください。
- Get the latest release of GitHub Enterprise Server (GitHub Enterprise Server の最新リリースを入手) をクリックします。
- GitHubオンプレミスを選択し、Hyper-V (VHD)をクリックしてください。
- Download for Hyper-V (VHD)をクリックしてください。
GitHub Enterprise Server インスタンスを作成する
インスタンスを作成するには、GitHub Enterprise Server のイメージを仮想マシンにインポートし、インスタンスのデータ用に追加のストレージボリュームをアタッチしなければなりません。 詳細は「ハードウェアについて」を参照してください。
- PowerShell で、新しい第1世代の仮想マシンを作成し、ユーザライセンス数に基づいてサイズを設定し、ダウンロードしたGitHub Enterprise Serverイメージをアタッチします。 詳しい情報については、Microsoft ドキュメンテーションの「New-VM」を参照してください。
PS C:\> New-VM -Generation 1 -Name VM_NAME -MemoryStartupBytes MEMORY_SIZE -BootDevice VHD -VHDPath PATH_TO_VHD
- インスタンスデータ用にアタッチされるストレージボリュームとして使うための新しい仮想ディスクを作成し、サイズをユーザライセンス数に基づいて設定してください。
PATH_TO_DATA_DISK
をディスクを作成した場所へのパスに置き換えます。 詳しい情報については、Microsoft ドキュメンテーションの「New-VHD」を参照してください。PS C:\> New-VHD -Path PATH_TO_DATA_DISK -SizeBytes DISK_SIZE
- データディスクをインスタンスにアタッチします。 詳しい情報については、Microsoftドキュメンテーションの「Add-VMHardDiskDrive」を参照してください。
PS C:\> Add-VMHardDiskDrive -VMName VM_NAME -Path PATH_TO_DATA_DISK
- VM を起動します。 詳しい情報については、Microsoftドキュメンテーションの「Start-VM」を参照してください。
PS C:\> Start-VM -Name VM_NAME
- VM の IP アドレスを入手します。 詳しい情報については、Microsoftドキュメンテーションの「Get-VMNetworkAdapter」を参照してください。
PS C:\> (Get-VMNetworkAdapter -VMName VM_NAME).IpAddresses
- VM の IP アドレスをコピーし、Web ブラウザに貼り付けます。
GitHub Enterprise Server インスタンスを設定する
- 仮想マシンのパブリックDNS名をコピーして、Webブラウザに貼り付けてください。
- プロンプトでライセンスファイルをアップロードし、管理コンソールのパスワードを設定してください。 For more information, see "Managing your license for GitHub Enterprise."
- Management Consoleで、希望する設定を行って保存してください。詳しい情報については、「GitHub Enterprise Server アプライアンスを設定する」を参照してください。
- インスタンスは自動的に再起動します。
- Visit your instance(インスタンスへのアクセス)をクリックしてください。
参考リンク
- 「システム概要」