単一リポジトリについて無視するファイルを設定する
リポジトリのルートディレクトリで .gitignore ファイルを作成すると、コミットの際にどのファイルとディレクトリを無視するか Git に指示できます。 リポジトリのクローンを作成する他のユーザと、この無視ルールを共有するには、.gitignore ファイルをリポジトリにコミットします。
GitHub は、一般的なオペレーティング システム、環境、言語で推奨される .gitignore ファイルの公式なリストを、github/gitignore
パブリックリポジトリに保持します。 gitignore.io ファイルを使用して、お使いのオペレーティング システム、プログラミング言語、または IDE に応じた .gitignore ファイルを作成することもできます。 詳細は「github/gitignore」および「gitignore.io」のサイトを参照してください。
- ターミナルターミナルGit Bashを開いてください。
- Git リポジトリの場所まで移動します。
- リポジトリに .gitignore ファイルを作成します。
$ touch .gitignore
たとえば .gitignore ファイルは、Octocat リポジトリで 「一般的な .gitignore 設定」を参照してください。
すでにチェックインしたファイルを無視したい場合は、追跡を解除してから、それを無視するルールを追加します。 ターミナルから、ファイルの追跡を解除してください。
$ git rm --cached ファイル名
コンピューター上のすべてのリポジトリについて無視するファイルを設定する
グローバルな .gitignore ファイルも作成して、お使いのコンピューター上の各 Git リポジトリでファイルを無視するルールを定義することもできます。 たとえば、~/.gitignore_global にファイルを作成し、そこにルールを追加することができます。
- ターミナルターミナルGit Bashを開いてください。
- すべての Git リポジトリについて除外ファイル ~/.gitignore_global を使用するよう Git を設定します。
$ git config --global core.excludesfile ~/.gitignore_global
.gitignore ファイルを作成せずにローカルファイルを除外する
他のユーザと共有される .gitignore ファイルを作成したくない場合は、リポジトリにコミットされないルールを作成することもできます。 ローカルで生成され、他のユーザが生成することは想定されないファイル、たとえば自分のエディターで作成されるファイルなどを無視するときに使える方法です。
使い慣れたテキストエディターを使って、Git リポジトリのルートにある .git/info/exclude というファイルを開きます。 ここで追加するルールはチェックインされないので、ローカル リポジトリにあるファイルだけが無視されます。
- ターミナルターミナルGit Bashを開いてください。
- Git リポジトリの場所まで移動します。
- 使い慣れたテキストエディターを使って、.git/info/exclude ファイルを開きます。
参考リンク
- Pro Git ブックの「ファイルを無視する」
- Git の man ページの .gitignore
- github/gitignore リポジトリにある、有益で充実した .gitignore テンプレート のコレクション
- gitignore.io サイト