ノート: GitHub Actionsは、GitHub Enterprise Server 2.22で限定ベータとして利用可能でした。 ベータは終了しました。 GitHub Actionsは、GitHub Enterprise Server 3.0以降で一般に利用可能になりました。 詳しい情報については、GitHub Enterprise Server 3.0 のリリースノートを参照してください。
- GitHub Enterprise Server 3.0以降へのアップグレードに関する詳しい情報については「GitHub Enterprise Serverのアップグレード」を参照してください。
- アップグレード後のGitHub Actionsの設定に関する詳しい情報については、GitHub Enterprise Server 3.0のドキュメンテーションを参照してください。
ノート: GitHubホストランナーは、現在GitHub Enterprise Serverでサポートされていません。 GitHubパブリックロードマップで、計画されている将来のサポートに関する詳しい情報を見ることができます。
環境変数を利用したプロキシサーバーの設定
セルフホストランナーがプロキシサーバー経由で通信しなければならないのであれば、セルフホストランナーアプリケーションは以下の環境変数に設定されたプロキシの設定を利用します。
https_proxy
: HTTPSトラフィックのためのプロキシURL。 必要な場合には、basic認証の認証情報を含めることもできます。 例:http://proxy.local
http://192.168.1.1:8080
http://username:password@proxy.local
http_proxy
: HTTPトラフィックのためのプロキシURL。 必要な場合には、basic認証の認証情報を含めることもできます。 例:http://proxy.local
http://192.168.1.1:8080
http://username:password@proxy.local
no_proxy
: カンマで区切られた、プロキシを使わないホストのリスト。no_proxy
ではホスト名のみが許され、IPアドレスは使用できません。 例:example.com
example.com,myserver.local:443,example.org
プロキシの環境変数は、セルフホストランナーアプリケーションの起動時に読み込まれるので、これらの環境変数はセルフホストランナーアプリケーションを設定あるいは起動する前に設定しなければなりません。 プロキシの設定が変更された場合には、セルフホストランナーアプリケーションを再起動しなければなりません。
Windowsマシンで、プロキシ環境変数名で大文字小文字は区別されません。 Linux及びmacOSマシンで、環境変数はすべて小文字にすることをおすすめします。 たとえばhttps_proxy
とHTTPS_PROXY
といったように、大文字と小文字の環境変数をLinuxもしくはmacOSで使った場合、セルフホストランナーアプリケーションは小文字の環境変数を使います。
.envファイルを使用したプロキシ設定
環境変数を設定することが現実的ではない場合、プロキシ設定変数をセルフホストランナーアプリケーションのディレクトリ中の.envという名前のファイルで設定できます。 これはたとえば、ランナーアプリケーションをシステムアカウント下のサービスとして設定したい場合に必要になるかもしれません。 ランナーアプリケーションが起動すると、.env中に設定されたプロキシ設定の変数を読み取ります。
以下に.envプロキシ設定の例を示します。
https_proxy=http://proxy.local:8080
no_proxy=example.com,myserver.local:443
Dockerコンテナのためのプロキシ設定
ワークフロー中でDockerコンテナアクションやサービスコンテナを使うなら、上記の環境変数の設定に加えて、プロキシサーバーを使うようDockerも設定しなければならないかもしれません。
必要なDockerの設定に関する情報については、Dockerのドキュメンテーションの「プロキシサーバーを使うようDockerを設定する」を参照してください。