記事のバージョン: Enterprise Server 2.17
HTTPS クローニングエラー
Git で HTTPS を使用する際によく生じるエラーがいくつかあります。 これらのエラーは通常、古いバージョンの Git を使用しているか、もしくはリポジトリへのアクセス権を持っていないことが原因です。
HTTPS エラーの例を次に示します:
> error: The requested URL returned error: 401 while accessing
> https://hostname/user/repo.git/info/refs?service=git-receive-pack
> fatal: HTTP request failed
> Error: The requested URL returned error: 403 while accessing
> https://hostname/user/repo.git/info/refs
> fatal: HTTP request failed
> Error: https://hostname/user/repo.git/info/refs not found: did you run git
> update-server-info on the server?
使用している Git のバージョンを確認する
GitHub Enterprise を使用するために最低限必要な Git のバージョンはありませんが、安定度の高いバージョン 1.7.10 を推奨しています。バージョン 1.7.10 は多くのプラットフォームで利用可能です。 いつでも Git の Web サイトで最新バージョンをダウンロードできます。
リモートが正しいことを確かめる
フェッチするリポジトリが 使用している GitHub Enterprise Serverインスタンス に存在する必要があります。また、URL では大文字と小文字が区別されます。
コマンドラインを開き、git remot -v
と入力して、ローカルリポジトリの URL を見つけることができます。
$ git remote -v
# 既存のリモートを表示する
> origin https://github.com/github/reactivecocoa.git (fetch)
> origin https://github.com/github/reactivecocoa.git (push)
$ git remote set-url origin https://github.com/github/ReactiveCocoa.git
# 'origin' リモートの URL を変更する
$ git remote -v
# 新規 URL を検証する
> origin https://github.com/github/ReactiveCocoa.git (fetch)
> origin https://github.com/github/ReactiveCocoa.git (push)
もしくは、GitHub Desktop アプリケーションから URL を変更できます。
アクセストークンを入力する
2要素認証を有効化しているなら、GitHubに対するユーザー名とパスワードの代わりに、個人アクセストークンで認証を受けなければなりません。 詳しい情報については「2要素認証(2FA)でアカウントをセキュアにする」及び「コマンドライン用の個人アクセストークンの作成」を参照してください。
自分の権限を確認する
ユーザ名およびパスワードを求められた場合は、該当のリポジトリにアクセスできるアカウントを使用してください。
参考: リモートリポジトリにアクセスする度にユーザ名およびパスワードを入力したくない場合は、パスワードのキャッシュを有効にするとよいでしょう。
代わりに SSH を使用する
すでに SSH キーをセットアップしている場合は、HTTPS の代わりに SSH クローン URL を使用できます。 詳細は「どのリモート URL を使うべきか?」を参照してください。