記事のバージョン: Enterprise Server 2.17
Git に GitHub のパスワードをキャッシュする
HTTPS で GitHub リポジトリをクローンする 場合、認証情報ヘルパー を使って、Git が GitHub と通信するたびに GitHub のユーザ名とパスワードを記憶するように Git に指示できます。
SSH で GitHub リポジトリをクローンする場合、ユーザ名とパスワードではなく SSH キーで認証します。 SSH コネクションの設定については、SSH キーを生成する を参照してください。
参考:
- osxkeychain 認証情報ヘルパーを利用するには、Git 1.7.10 以降が必要です。
- Homebrew を使って Git をインストールした場合、
osxkeychain helper
はインストール済みです。 - Mac OS X 10.7 以降を実行しており、Apple の Xcode コマンドラインツールで Git をインストールした場合、
osxkeychain helper
は インストールした Git に含まれています。
Git および osxkeychain helper
をインストールし、Git に osxkeychain helper
の利用を指示します。
-
Git および
osxkeychain helper
がインストールされているか、以下のコマンドで確認します:$ git credential-osxkeychain # Test for the cred helper > Usage: git credential-osxkeychain <get|store|erase>
-
osxkeychain helper
がインストールされておらず、OS X バージョン10.9以降を実行している場合は、Xcode コマンドラインツールの一部としてダウンロードするよう求められます。$ git credential-osxkeychain > xcode-select: note: no developer tools were found at '/Applications/Xcode.app', > requesting install. Choose an option in the dialog to download the command line developer tools.
または、Homebrew を使用して Git と
osxkeychain helper
をインストールします。$ brew install git
-
グローバルな
credential.helper
config を使用してosxkeychain helper
を使用するよう Git に指示します。$ git config --global credential.helper osxkeychain # Set git to use the osxkeychain credential helper
次にパスワードが必要な HTTPS URL をクローンするときに、ユーザ名とパスワードを入力し、OSX キーチェーンにアクセスを許可するよう求められます。 これを実行した後は、ユーザ名とパスワードがキーチェーンに保存され、Git への入力が不要となります。
ヒント: 認証情報ヘルパーを利用するには、Git 1.7.10 以降が必要です。
Git for Windows など、ネイティブ Git シェルをインストールすることもできます。 Git for Windows では、以下のコマンドを実行すると認証情報が保存されます:
$ git config --global credential.helper wincred
ヒント: 認証情報ヘルパーを利用するには、Git 1.7.10 以降が必要です。
認証情報ヘルパーを有効化し、Git が任意の時間、メモリにパスワードを保存できるようにしてください。 デフォルトでは、Git はパスワードを 15 分間保存します。
- ターミナルに、以下を入力します。
$ git config --global credential.helper cache # Set git to use the credential memory cache
- パスワードのキャッシュがタイムアウトする時間を変更するには、以下のように入力します:
$ git config --global credential.helper 'cache --timeout=3600' # Set the cache to timeout after 1 hour (setting is in seconds)