記事のバージョン: Enterprise Server 2.17
プルリクエストのマージ可能性を定義
プルリクエストをマージ可能にするための条件として、一連のチェックに合格することを必須とすることができます。 たとえば、ステータスチェックに合格しないプルリクエストをブロックすることができます。あるいは、プルリクエストを承認するレビューが一定数に達していなければマージできないようにすることができます。
保護されたブランチは、GitHub Free 及びGitHub FreeのOrganizationではパブリックリポジトリでのみ使用でき、GitHub Pro、GitHub Team、GitHub Enterprise Cloud、GitHub Enterprise Server ではパブリックおよびプライベートリポジトリで使用できます。
保護されたブランチについて→
保護されたブランチは、リポジトリのコラボレーターが回復不能な変更をブランチに行えないようにしてくれます。 保護されたブランチを有効にすると、ステータスチェック必須やレビュー必須といった他のオプションのチェックや必須事項を有効にすることもできるようになります。
保護されたブランチを設定する→
リポジトリのオーナーか、リポジトリの管理者権限がある場合、リポジトリのブランチ保護をカスタマイズし、2 つ以上のプルリクエストレビューを要求したり、プルリクエストのマージを許可する前に特定のステータスチェックを必須としたりするなど、特定のワークフローを強制できます。
必須ステータスチェックについて→
必須ステータスチェックにより、コラボレータが保護されたブランチに変更を加える前に、すべての必須 CI テストにパスしていることが保証されます。
必須ステータスチェックのタイプ→
必須ステータスチェックのタイプは、loose、strict のいずれかに設定できます。選択した必須ステータスチェックのタイプにより、マージする前にブランチをベースブランチとともに最新にする必要があるかどうかが決まります。
ステータスチェック必須の有効化→
リポジトリ管理者は、ブランチがプルリクエストでマージされる前、あるいはローカルブランチへのコミットが保護されたリモートブランチへプッシュされる前に、ステータスチェック必須を強制することができます。
ブランチ制限について→
Organization に属するリポジトリ内のブランチは、特定のユーザ またはチームのみがブランチにプッシュできるように設定できます。
ブランチ制限の有効化→
ブランチ制限を有効化している場合、特定のユーザまたはチームのみが、Organization が所有するリポジトリの保護されたブランチにプッシュできます。
プルリクエストの必須レビューについて→
必須レビューにより、保護されたブランチにコラボレーターが変更を加える前にプルリクエストが指定された数の承認レビューを得ることが保証されます。
プルリクエストの必須レビューを有効にする→
リポジトリの管理者は、必須レビューを施行し、プルリクエストのマージ前に特定の数の承認レビューが必要になるようにできます。
必須コミット署名について→
コミット署名を必須にすると、コラボレータが保護されたブランチにプッシュできるのは検証された署名済みのコミットのみになります。
必須コミット署名を有効にする→
リポジトリ管理者は、ブランチでコミット署名を必須として、署名および検証されていないすべてのコミットをブロックできます。