記事のバージョン: Enterprise Server 2.17
プルリクエストの作成方法
リポジトリへの、変更の提案、または変更における共同作業をするには、プルリクエストを作成できます。 これらの変更は、『ブランチ』を介して提案され、「master」ブランチには、完了しており、承認されているコードだけが含まれていることを保証します。
リポジトリに対する読み取り権限があるユーザなら誰でもプルリクエストを作成できますが、ブランチの作成には書き込み権限が必要です。 プルリクエストのための新しいブランチを作成したいけれども、リポジトリへの書き込み権限がない場合は、まずリポジトリをフォークできます。 詳細は「フォークからプルリクエストを作成する」および「フォークについて」を参照してください。
プルリクエストを作成するとき、変更をどのブランチにマージするかを指定できます。 2 つのブランチ間で違いがある場合にのみ、プルリクエストをオープンできます。
プルリクエストをIssueにリンクして、誰かがプルリクエストをマージしたときにIssueを自動的にクローズすることができます。 詳しい情報については「プルリクエストのIssueへのリンク」を参照してください。
ブランチの範囲と宛先リポジトリの変更
デフォルトでは、プルリクエストは親リポジトリのデフォルトブランチに基づいています。
デフォルトの親リポジトリが正しくない場合、親リポジトリとブランチをどちらもドロップダウンリストで変更できます。 また、基準点間の差分を確認するために、ドロップダウンリストで head ブランチと base ブランチを入れ替えることもできます。 ここで言う基準は GitHub リポジトリにあるブランチ名でなければなりません。
ブランチを考えるとき、base branch は変更の適用先であり、head ブランチには、適用する変更内容が含まれていることに注意してください。
base リポジトリを変更するとき、プルリクエストの通知も変更します。 base リポジトリにプッシュできる人は誰でもメール通知を受信し、次回サインインすると自分のダッシュボードで新しいプルリクエストを確認できます。
ブランチの範囲にある何らかの情報を変更すると、[Commits] と [Files changed] プレビュー領域は更新されて新しい範囲を表示します。
ヒント:
- 比較ビューを使用して、どの時間枠であっても比較対象として設定できます。 詳しい情報については「コミットを比較する」を参照してください。
- プロジェクトメンテナーはプルリクエストテンプレートをリポジトリに追加できます。 テンプレートにはプルリクエスト本文にある情報のプロンプトが含まれます。 詳しい情報についてはIssue およびプルリクエストのテンプレートについてを参照してください。
プルリクエストの作成
ヒント: GitHub Desktop を使用してプルリクエストを作成することもできます。 詳しい情報については、GitHub Desktop ドキュメントにある「Issue またはプルリクエストを作成する」を参照してください。
- GitHub Enterpriseで、リポジトリのメインページにアクセスしてください。
- [Branch] メニューで、自分のコミットが含まれるブランチを選択します。
- Branchメニューの右のNew pull request(新規プルリクエスト)をクリックしてください。
- 変更をマージする対象のブランチを [base] ブランチドロップダウンメニューで選択し、次に変更を行ったトピックブランチを [compare] ブランチドロップダウンメニューで選択します。
- プルリクエストのタイトルと説明を入力します。
- レビューの準備ができたプルリクエストを作成するには、Create Pull Request(プルリクエストの作成)をクリックしてください。 ドラフトのプルリクエストを作成する2は、ドロップダウンメニューを使ってCreate Draft Pull Request(ドラフトのプルリクエストを作成)を選択し、Draft Pull Request(ドラフトのプルリクエスト)をクリックしてください。 ドラフトのプルリクエストに関する詳しい情報については「プルリクエストについて」を参照してください。
Tip: プルリクエストを作成した後は、特定の人に提案する変更のレビューを依頼できます。 詳細は「プルリクエストのレビューをリクエストする」を参照してください。
プルリクエストのレビューが済むと、そのプルリクエストをリポジトリにマージできます。