CPUあるいはメモリリソースの増加
既存の GitHub Enterprise Server インスタンスに CPU またはメモリリソースを追加するには、そのインスタンスをシャットダウンし、下部の仮想プラットフォームのツールを使用して仮想マシンにリソースを割り当てます。 新たに割り当てられたリソースは起動時に自動的に認識され、追加の設定は必要ありません。
ここには以下の内容があります:
警告: 新しいリソースの割り当てプロセスは、仮想化プラットフォームやリソースの種類によって様々です。 重要なシステムリソースのモニタリングとアラートは、必ず設定しておいてください。 詳しい情報については「GitHub Enterprise Serverアプライアンスのモニタリング」を参照してください。
AWSでのCPUあるいはメモリリソースの追加
ノート: AWSでCPUあるいはメモリリソースを追加するには、EC2インスタンスを管理するためにAWSのマネージメントコンソールもしくはaws ec2
コマンドラインインターフェースのいずれかの利用に慣れていなければなりません。 リサイズを行うための好みのAWSツールの利用の背景と詳細については、Amazon EBS-Backed インスタンスのサイズ変更にあるAWSのドキュメンテーションを参照してください。
リサイズについての考慮
GitHub Enterprise Server インスタンス の CPU またはメモリリソースを増加させる前に、以下のことを行ってください:
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Elastic IP がインスタンスに割り当てられていることを確認
Elastic IP が割り当てられていない場合は、パブリック IP アドレスでの変更を考慮して、再起動後に GitHub Enterprise Server ホストの DNS A レコードを調整する必要があります。 インスタンスがVPC内で起動していれば、インスタンスが再起動してもElastic IP(EIP)は自動的に保持されます。 インスタンスがEC2-Classic内で起動されていれば、Elastic IPは手動で際割り当てが必要です。
サポートされているAWSインスタンスタイプ
アップグレードするインスタンスタイプは、CPU/メモリの仕様に基づいて決定しなければなりません。 GitHub Enterprise Server は、次の EC2インスタンスタイプでサポートされています。 詳しい情報についてはAWS EC2インスタンスタイプの概要ページを参照してください。
EC2インスタンスタイプ | モデル |
---|---|
C3 | c3.2xlarge, c3.4xlarge, c3.8xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
---|---|
C4 | c4.2xlarge, c4.4xlarge, c4.8xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
----------------- | ----- |
M3 | m3.xlarge, m3.2xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
---|---|
M4 | m4.xlarge, m4.2xlarge, m4.4xlarge, m4.10xlarge, m4.16xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
----------------- | ----- |
R4 | r4.large, r4.xlarge, r4.2xlarge, r4.4xlarge, r4.8xlarge, r4.16xlarge |
EC2インスタンスタイプ | モデル |
----------------- | ----- |
X1 | x1.16xlarge, x1.32xlarge |
推奨されるAWSインスタンスタイプ
シートに応じて、以下のインスタンスタイプをおすすめします。 |
シート数 | 推奨タイプ |
---|---|
10 - 500 | r4.large |
500 - 3000 | r4.xlarge |
3000 - 5000 | r4.2xlarge |
5000 - 8000 | r4.4xlarge |
8000 - 10000+ | r4.8xlarge |
ノート:インスタンスをリサイズすれば、いつでもCPUやメモリをスケールアップできます。 しかし、CPUあるいはメモリのリサイズにはユーザにとってのダウンタイムが生じるので、スケールのためのリソースを前もってオーバープロビジョニングしておくことをおすすめします。
AWSでのリサイズ
ノート:EC2-Classicで起動されたインスタンスについては、インスタンスに関連づけられたElastic IPアドレスとインスタンスIPの両方を書き留めておいてください。 インスタンスを再起動したなら、Elastic IPのアドレスを再割り当てしてください。
既存の AWS/EC2 インスタンスに CPU またはメモリリソースを追加することはできません。 その代わりに、以下を行う必要があります:
- インスタンスを停止する。
- インスタンスタイプを変更する。
- インスタンスを起動します。
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インスタンスが完全に再起動し、アクセスできるようになったら、SSH の管理シェルを使って新しいリソース構成が認識されていることを確認してください:
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME $ ghe-system-info
OpenStack KVMでのCPUあるいはメモリリソースの追加
既存の OpenStack KVM インスタンスに CPU またはメモリリソースを追加することはできません。 その代わりに、以下を行う必要があります:
- 現在のインスタンスのスナップショットを取る。
- インスタンスを停止する。
- 希望するCPUやメモリリソースを持つ新しいインスタンスフレーバーを選択する。
VMWareでのCPUあるいはメモリリソースの追加
GitHub Enterprise Server インスタンスでの処理が遅いなら、CPUあるいはメモリリソースを追加する必要があるかもしれません。
- vSphere Clientを使ってVMware ESXiホストに接続してください。
- GitHub Enterprise Server インスタンスをシャットダウンしてください。
- 仮想マシンを選択し、 Edit Settings(設定の編集)をクリックしてください。
- "Hardware"の下で、必要に応じて仮想マシンに割り当てられたCPUやメモリリソースを調整してください。
- 仮想マシンを起動するには、[OK] をクリックします。
-
インスタンスが完全に再起動し、アクセスできるようになったら、SSH の管理シェルを使って新しいリソース構成が認識されていることを確認してください:
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME $ ghe-system-info