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Apache Mavenレジストリの利用

GitHub Packages にパッケージを公開するよう Apache Mavenを設定し、GitHub Packages に保存されたパッケージを依存関係としてJavaプロジェクトで利用できます。

注: サイト管理者はそれぞれのサポートされているパッケージの種類を有効化あるいは無効化できるので、このパッケージの種類はインスタンスで利用できないかもしれません。 詳しくは、「Enterprise 向けのパッケージエコシステムサポートを設定する」を参照してください。

GitHub Packages への認証を行う

非公開パッケージ、内部パッケージ、公開パッケージを発行、インストール、削除するには、アクセス トークンが必要です。

personal access token を使って、GitHub Packages または GitHub Enterprise Server API の認証を受けることができます。 personal access token を作成するときは、必要に応じてさまざまなスコープをトークンに割り当てることができます。 personal access token のパッケージ関連のスコープの詳細については、「GitHub Packagesの権限について」を参照してください。

GitHub Actionsワークフロー内でGitHub Packagesレジストリに認証を受けるには、以下の方法が使えます。

  • GITHUB_TOKEN では、ワークフロー リポジトリに関連付けられているパッケージを発行します。
  • read:packages 以上のスコープが設定された personal access token では、他のプライベート リポジトリ (GITHUB_TOKEN ではアクセスできない) に関連付けられているパッケージがインストールされます。

GitHub Actions ワークフローで使われる GITHUB_TOKEN の詳細については、「自動トークン認証」を参照してください。

personal access token

で認証を行う

GitHub Packages でパッケージを発行およびインストールするには、適切なスコープで personal access token を使う必要があります。 詳しくは、「GitHub Packages の概要」を参照してください。

~/.m2/settings.xml ファイルを編集して personal access token を含めることで、Apache Maven で GitHub Packages の認証を受けられます。 ~/.m2/settings.xml ファイルが存在しない場合は新しく作成します。

servers タグで id のある子 server タグを追加し、USERNAME はご自分の GitHub ユーザー名と、TOKEN はご自分の personal access token と置き換えます。

repositories タグで、リポジトリの id を、資格情報を含む server タグ追加した id にマッピングして、リポジトリを構成します。 HOSTNAME は お使いの GitHub Enterprise Server インスタンス のホスト名に、 OWNER はリポジトリを所有している個人アカウントまたは Organization の名前に置き換えます。 大文字はサポートされていないため、仮にGitHubのユーザあるいはOrganization名が大文字を含んでいても、リポジトリオーナーには小文字を使わなければなりません。

複数のリポジトリとやりとりする場合は、各リポジトリを repositories タグ内の個別の repository の子に追加し、それぞれの idservers タグ内の資格情報にマッピングします。

GitHub Packages では Apache Maven の SNAPSHOT バージョンがサポートされています。 SNAPSHOT 成果物のダウンロードに GitHub Packages リポジトリを使用するには、それを使用するプロジェクトまたは ~/.m2/settings.xml ファイルの POM で SNAPSHOTS を有効にします。

インスタンスで Subdomain Isolation が有効になっている場合:

<settings xmlns="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
  xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0
                      http://maven.apache.org/xsd/settings-1.0.0.xsd">

  <activeProfiles>
    <activeProfile>github</activeProfile>
  </activeProfiles>

  <profiles>
    <profile>
      <id>github</id>
      <repositories>
        <repository>
          <id>central</id>
          <url>https://repo1.maven.org/maven2</url>
        </repository>
        <repository>
          <id>github</id>
          <url>https://maven.HOSTNAME/OWNER/REPOSITORY</url>
          <snapshots>
            <enabled>true</enabled>
          </snapshots>
        </repository>
      </repositories>
    </profile>
  </profiles>

  <servers>
    <server>
      <id>github</id>
      <username>USERNAME</username>
      <password>TOKEN</password>
    </server>
  </servers>
</settings>

インスタンスで Subdomain Isolation が無効になっている場合:

<settings xmlns="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
  xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0
                      http://maven.apache.org/xsd/settings-1.0.0.xsd">

  <activeProfiles>
    <activeProfile>github</activeProfile>
  </activeProfiles>

  <profiles>
    <profile>
      <id>github</id>
      <repositories>
        <repository>
          <id>central</id>
          <url>https://repo1.maven.org/maven2</url>
        </repository>
        <repository>
          <id>github</id>
          <url>HOSTNAME/_registry/maven/OWNER/REPOSITORY</url>
          <snapshots>
            <enabled>true</enabled>
          </snapshots>
        </repository>
      </repositories>
    </profile>
  </profiles>

  <servers>
    <server>
      <id>github</id>
      <username>USERNAME</username>
      <password>TOKEN</password>
    </server>
  </servers>
</settings>

パッケージの公開

デフォルトでは、GitHubはパッケージはそのままの名前で既存のリポジトリに公開されます。 たとえば、GitHubは OWNER/test というリポジトリ内の com.example:test という名前のパッケージを公開します。

複数のパッケージを同じリポジトリに公開する場合は、リポジトリの URL を pom.xml ファイルの <distributionManagement> 要素に含めることができます。 GitHub は、このこのフィールドを元にしてリポジトリを照合します。 リポジトリ名も distributionManagement 要素の一部なので、複数のパッケージを同じリポジトリに公開するための追加手順はありません。

パッケージの作成について詳しくは、maven.apache.org のドキュメントを参照してください。

  1. パッケージ ディレクトリにある pom.xml ファイルの distributionManagement 要素を編集し、HOSTNAME は お使いの GitHub Enterprise Server インスタンス のホスト名に、OWNER はリポジトリを所有している個人アカウントまたは組織の名前に、REPOSITORY はプロジェクトを含むリポジトリ名に置き換えます。

    もしもインスタンスでSubdomain Isolationが有効化されているなら:

    <distributionManagement>
       <repository>
         <id>github</id>
         <name>GitHub OWNER Apache Maven Packages</name>
         <url>https://maven.HOSTNAME/OWNER/REPOSITORY</url>
       </repository>
    </distributionManagement>
    

    If your instance has subdomain isolation disabled:

    <distributionManagement>
       <repository>
         <id>github</id>
         <name>GitHub OWNER Apache Maven Packages</name>
         <url>https://HOSTNAME/_registry/maven/OWNER/REPOSITORY</url>
       </repository>
    </distributionManagement>
    
  2. Publish the package.

    mvn deploy
    

パッケージを公開した後は、GitHub上でそのパッケージを見ることができます。 詳しくは、「パッケージの表示」を参照してください。

パッケージのインストール

Apache Maven パッケージを GitHub Packages 空インストールするには、パッケージを依存関係として含めるように pom.xml ファイルを編集します。 指定したリポジトリ所有者の任意のリポジトリからパッケージをインストールする場合は、https://maven.HOSTNAME/OWNER/* のようなリポジトリ URL を使います。 プロジェクトで pom.xml ファイルを使用する方法について詳しくは、Apache Maven ドキュメントの「POM の概要」を参照してください。

  1. GitHub Packagesに認証を受けてください。 詳細については、「GitHub Packages への認証」を参照してください。

  2. パッケージの依存関係をプロジェクト pom.xml ファイルの dependencies 要素に追加し、com.example:test をご自分のパッケージに置き換えます。

    <dependencies>
     <dependency>
        <groupId>com.example</groupId>
        <artifactId>test</artifactId>
        <version>1.0.0-SNAPSHOT</version>
      </dependency>
    </dependencies>
    
  3. パッケージをインストールします。

    mvn install
    

参考資料