管理シェル (SSH) にアクセスする
SSH アクセスにより、GitHub Enterprise Server のコマンドラインユーティリティを実行でき、トラブルシューティング、バックアップの実行、およびレプリケーションの設定に役立ちます。
ここには以下の内容があります:
管理シェルでのアクセスについて
管理シェルへの SSH アクセスがある場合は、GitHub Enterprise Server のコマンドラインユーティリティを実行できます。 SSHでのアクセスは、トラブルシューティングやバックアップの実行、レプリケーションの設定にも役立ちます。 管理のためのSSHアクセスはGitのSSHアクセスとは別に管理され、ポート122を通じてのみアクセスできます。
SSH経由での管理シェルへのアクセスの有効化
管理のためのSSHアクセスを有効化するには、SSHの公開鍵をインスタンスの認証済みキーのリストに追加しなければなりません。
Tip:認証済みSSH鍵への変更は、すぐに有効になります。
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任意のページの右上で をクリックします。
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左のサイドバーでManagement Consoleをクリックしてください。
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"SSH access(SSHでのアクセス)"の下のテキストボックスに鍵を貼り付け、Add key(鍵の追加)をクリックしてください。
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左のサイドバーの下でSave settings(設定の保存)をクリックしてください。
SSH経由での管理シェルへの接続
SSH鍵をリストに追加したら、admin
ユーザとしてインスタンスのポート122にSSHで接続してください。
$ ssh -p 122 admin@github.example.com
Last login: Sun Nov 9 07:53:29 2014 from 169.254.1.1
admin@github-example-com:~$ █
SSH 接続問題のトラブルシューティング
SSH 経由で GitHub Enterprise Server インスタンス に接続しようとしたときに、Permission denied (publickey)
というエラーが発生した場合は、ポート 122 経由で接続していることを確認してください。 使用するプライベートな SSH キーを明確に指定することが必要になる場合があります。
コマンドラインでプライベートな SSH キーを指定するには、-i
引数を付けて ssh
を実行します。
ssh -i /path/to/ghe_private_key -p 122 admin@hostname
SSH 設定ファイル (~/.ssh/config
) を使用することでもプライベートな SSH キーを指定できます。
Host hostname
IdentityFile /path/to/ghe_private_key
User admin
Port 122
ローカルコンソールを使った管理シェルへのアクセス
たとえばSSHが利用でいないような緊急時には、管理シェルにローカルでアクセスできます。 admin
ユーザーとしてサインインし、GitHub Enterprise Server の初期セットアップ中に設定されたパスワードを使用します。
管理シェルへのアクセス制限
管理シェルへのアクセスは、トラブルシューティングとドキュメント化された運用手順の実行時のみ許されます。 システムやアプリケーションのファイル変更、プログラムの実行、サポートされていないソフトウェアパッケージのインストールは、サポート契約を無効にすることがあります。 サポート契約の下で許されているアクティビティについて質問があれば、GitHub Enterprise Support または GitHub Premium Support に連絡してください。