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記事のバージョン: Enterprise Server 2.14

このバージョンの GitHub Enterprise はこの日付をもって終了となります: このバージョンの GitHub Enterprise はこの日付をもって終了となりました: 2019-07-12. 重大なセキュリティ上の問題があっても、パッチはリリースされなくなります。優れたパフォーマンス、改善されたセキュリティ、そして新しい機能のために、GitHub Enterprise の最新バージョンにアップグレードしてください。 アップグレードに関するヘルプについては、GitHub Enterprise Support に連絡してください。

Azure で GitHub Enterprise Server をインストールする

Azure に GitHub Enterprise Server をインストールするには、DS シリーズのインスタンスにデプロイし、Premium-LRS ストレージを使用する必要があります。

このガイドの内容

GitHub Enterprise Server をグローバル Azure または Azure Government にデプロイできます。

必要な環境

ハードウェアについて

GitHub Enterprise Serverは、ルートのディスクとは別に永続的なデータディスクを必要とします。詳しい情報についてはシステムの概要を参照してください。

GitHub Enterprise Server インスタンスで使用するシート数に基づいたハードウェアの構成をおすすめします。

シート vCPUs メモリ アタッチされたストレージ ルートストレージ
10-500 2 16 GB 100 GB 200 GB
500-3000 4 32 GB 250 GB 200 GB
3000-5000 8 64 GB 500 GB 200 GB
5000-8000 12 72 GB 750 GB 200 GB
8000-10000+ 16 128 GB 1000 GB 200 GB

以上は最小限の推奨値です。ユーザのアクティビティやインテグレーションの選択など、利用状況に応じてさらにリソースが必要になることがあります。 詳しい情報についてはCPUあるいはメモリリソースの増加を参照してください。

メモ: ルートディスクは、新しいアプライアンスを構築するか、既存のアプライアンスを使うかしてリサイズできます。詳細は「ストレージ容量の増加」を参照してください。

警告: 継続的インテグレーション (CI) や類似のシステムでリポジトリの変更をフェッチするのには、webhook の利用をおすすめします。定期的な自動チェック、あるいはポーリングは、インスタンスのスケーラビリティを大きく損ないます。詳細は「webhook について」を参照してください。

仮想マシンタイプの決定

GitHub Enterprise Server インスタンスをAzure上で起動する前に、組織の要求に最も適した仮想マシンのタイプを決定しなければなりません。

サポートされているVMタイプとリージョン

GitHub Enterprise Server アプライアンスは、プレミアムストレージのデータディスクを必要としており、プレミアムストレージをサポートするあらゆる Azure VM でサポートされます。 詳しい情報については、Azureドキュメンテーション中の"サポート対象のVM"を参照してください。 利用可能なVMに関する一般的な情報についてはAzure仮想マシンの概要ページを参照してください。

GitHub Enterprise Server は、VM タイプをサポートするあらゆる地域をサポートします。 各VMがサポートされるリージョンに関する詳しい情報については"リージョン別の利用可能な製品"を参照してください。

14 GB 以上の RAM を搭載した DS v2 インスタンスタイプを使用することをおすすめします。 サポートされているあらゆる VM タイプを使用できます。 シートに応じて、以下のインスタンスタイプをおすすめします。

シート数 推奨タイプ
10 - 500 Standard_DS11_v2
500 - 3000 Standard_DS12_v2
3000 - 8000 Standard_DS14_v2
8000 - 10000+ Standard_DS15_v2

メモ: インスタンスをリサイズすれば、いつでも CPU あるいはメモリをスケールアップできます。ただし、CPU あるいはメモリをリサイズするとユーザにはダウンタイムが生ずるので、スケールに備えてリソースをオーバープロビジョニングすることをおすすめします。

GitHub Enterprise Server 仮想マシンを作成する

インスタンスを作成するには、GitHub Enterprise Server のイメージを仮想マシンにインポートし、インスタンスのデータ用に追加のストレージボリュームをアタッチしなければなりません。詳細は「ハードウェアについて」を参照してください。

  1. 最新の GitHub Enterprise Server アプライアンスイメージを見つけます。 vm image list コマンドに関する詳しい情報については、Microsoftのドキュメンテーション中の"az vm image list"を参照してください。
$ az vm image list --all -f GitHub-Enterprise | grep '"urn":' | sort -V
  1. 見つけたアプライアンスイメージを使用して新しい VM を作成します。 詳しい情報については、Microsoftドキュメンテーションでの "az vm create" を参照してください。

    VM の名前、リソースグループ、VM のサイズ、優先する Azure リージョンの名前、前の手順でリストしたアプライアンスイメージ VM の名前、およびプレミアムストレージ用のストレージ SKU についてのオプションを渡します。 リソースグループに関する詳しい情報については、Microsoft ドキュメンテーションでの "リソースグループ" を参照してください。

    $ az vm create -n VM_NAME -g RESOURCE_GROUP --size VM_SIZE -l REGION --image APPLIANCE_IMAGE_NAME --storage-sku Premium_LRS
  2. 必要なポートを開くように VM でセキュリティを設定します。 詳しい情報については、Microsoft ドキュメンテーションでの "az vm open-port" を参照してください。 どのポートを開く必要があるかを判断するための各ポートの説明については、以下の表を参照してください。

    $ az vm open-port -n VM_NAME -g RESOURCE_GROUP --port PORT_NUMBER

    This table identifies what each port is used for.

    ポート サービス 説明
    22 SSH Git over SSH のアクセス。パブリック/プライベートリポジトリのクローン、フェッチ、プッシュ操作がサポートされています。
    25 SMTP 暗号化 (STARTTLS) をサポートした SMTP。
    80 HTTP Web アプリケーションへのアクセス。 SSL が有効化されている場合、すべてのリクエストは HTTPS ポートへリダイレクトされます。
    122 SSH インスタンスへのシェルでのアクセス。 デフォルトの SSH ポート (22) は、アプリケーションの git+ssh ネットワークトラフィック専用です。
    161/UDP SNMP ネットワークモニタリングプロトコルの操作に必要です。
    443 HTTPS HTTPS アクセス経由での Web アプリケーションおよび Git へのアクセス。
    1194/UDP VPN 高可用性構成でのセキュアなレプリケーションネットワークトンネル。
    8080 HTTP 平文の Web ベースの Management Console。 SSL が手動で無効化されていない限り不要。
    8443 HTTPS セキュアな Web ベースの Management Console。 基本的なインストールと設定に必要。
    9418 Git シンプル Git プロトコルポート。パブリックリポジトリへのクローンおよびフェッチ操作のみ。 暗号化されていないネットワーク通信。
  3. 新しい暗号化されていないデータディスクを作成してVMにアタッチし、シート数に基づいてサイズを調整してください。 詳しい情報については、Microsoft ドキュメンテーションでの "az vm disk attach" を参照してください。

    VM の名前 (ghe-acme-corpなど)、リソースグループ、プレミアムストレージ SKU、ディスクのサイズ (100など)、および結果の VHD についてのオプションを渡します。

    $ az vm disk attach --vm-name VM_NAME -g RESOURCE_GROUP --sku Premium_LRS --new -z SIZE_IN_GB --disk ghe-data.vhd

    メモ: 稼働状態ではないインスタンスで、十分なI/Oスループットを得るために推奨される最小ディスクサイズは、読み書きキャッシュを有効にした状態 (--caching ReadWrite) で 40 GiB です。

GitHub Enterprise Server 仮想マシンを設定する

  1. VM を設定する前に、VMがReadyRole ステータスになるのを待つ必要があります。 VM のステータスを vm list コマンドで確認します。 詳しい情報については、Microsoft ドキュメンテーションでの "az vm list" を参照してください。

    $ az vm list -d -g RESOURCE_GROUP -o table
    > Name    ResourceGroup    PowerState    PublicIps     Fqdns    Location    Zones
    > ------  ---------------  ------------  ------------  -------  ----------  -------
    > VM_NAME RESOURCE_GROUP   VM running    40.76.79.202           eastus
    

    メモ: Azure は VM 用の FQDN エントリを自動的に作成しません。 詳しい情報については、"Linux VM用Azure Portalでの完全修飾ドメイン名の作成" 方法に関する Azure のガイドを参照してください。

  2. VM のパブリック DNS 名をコピーし、Web ブラウザに貼り付けてください。

  3. プロンプトでライセンスファイルをアップロードし、Management Console のパスワードを設定してください。詳しい情報についてはGitHub Enterprise Serverのライセンスの管理を参照してください。

  4. Management Console で、任意の設定を行って保存してください。 詳細は「GitHub Enterprise Server アプライアンスを設定する」を参照してください。

  5. インスタンスは自動的に再起動します。

  6. [Visit your instance] (インスタンスにアクセスする) をクリックしてください。

参考リンク

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