ストレージ容量の増加
Gitリポジトリ、データベース、検索インデックス、その他の恒久的なアプリケーションデータに利用できるストレージの量は、追加あるいは変更できます。
警告: 新しいシステムリソースを割り当てる手順は、仮想化のプラットフォームとリソースの種類によって異なります。主要なシステムリソースについては、常にモニタリングとアラートを設定しておくことを推奨します。詳細は「GitHub Enterprise Server アプライアンスのモニタリング」を参照してください。
GitHub Enterprise Server インスタンスに参加するユーザが増えるにつれて、ストレージボリュームをリサイズする必要があるかもしれません。 ストレージのリサイズに関する情報については、使用している仮想化プラットフォームのドキュメンテーションを参照してください。
このガイドの内容
要求及び推奨事項
ノート: ユーザストレージボリュームをリサイズする前に、インスタンスをメンテナンスモードにしてください。 詳しい情報については"メンテナンスモードの有効化とスケジューリング"を参照してください。
GitHub Enterprise Server インスタンスで使用するシート数に基づいたハードウェアの構成をおすすめします。
シート | vCPUs | メモリ | アタッチされたストレージ | ルートストレージ |
---|---|---|---|---|
10-500 | 2 | 16 GB | 100 GB | 200 GB |
500-3000 | 4 | 32 GB | 250 GB | 200 GB |
3000-5000 | 8 | 64 GB | 500 GB | 200 GB |
5000-8000 | 12 | 72 GB | 750 GB | 200 GB |
8000-10000+ | 16 | 128 GB | 1000 GB | 200 GB |
以上は最小限の推奨値です。ユーザのアクティビティやインテグレーションの選択など、利用状況に応じてさらにリソースが必要になることがあります。 詳しい情報についてはCPUあるいはメモリリソースの増加を参照してください。
データパーティションサイズの増加
-
仮想化プラットフォームのツールを使用して、既存のユーザーボリュームのディスクのサイズを変更します。
-
GitHub Enterprise Server インスタンス に SSH します。
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME
-
アプライアンスをメンテナンスモードにしてください。 詳しい情報については"メンテナンスモードの有効化とスケジューリング"を参照してください。
-
アプライアンスを再起動して、新しいストレージの割り当てを検出させてください。
-
ghe-storage-extend
コマンドを実行して、/data
のファイルシステムを拡張します。$ ghe-storage-extend
新しいアプライアンスを使用したルートパーティションサイズの増加
- 現在のアプライアンスと同じバージョンを使用して、より大きなルートディスクで新たな GitHub Enterprise Server をセットアップします。 詳細は「GitHub Enterprise Server インスタンスをセットアップする」を参照してください。
- 現在のアプライアンスをシャットダウンします。
- 使用している仮想化プラットフォームのツールを使い、現在のアプライアンスからデータディスクをデタッチします。
- 大きなルートディスクを持つ新しいアプライアンスにデータディスクをアタッチします。
既存のアプライアンスを使用したルートパーティションサイズの増加
-
GitHub Enterprise Server アプライアンスに新しいディスクを取り付けます。
-
parted
コマンドを実行して、ディスクをフォーマットします。$ sudo parted /dev/xvdg mklabel msdos $ sudo parted /dev/xvdg mkpart primary ext4 0% 50% $ sudo parted /dev/xvdg mkpart primary ext4 50% 100%
-
ghe-upgrade
コマンドを実行して、完全なプラットフォーム固有のパッケージを新たにパーティション分割されたディスクにインストールします。github-enterprise-2.11.9.hpkg
などのユニバーサルなホットパッチのアップブレードパッケージは、期待通りに動作しません。$ ghe-upgrade PACKAGE-NAME.pkg -s -t /dev/xvdg1
-
アプライアンスをシャットダウンします。
-
ハイパーバイザーで、古いルートディスクを取り外し、古いルートディスクと同じ場所に新しいルートディスクを取り付けます。
-
アプライアンスを起動します。