リポジトリ管理について
GitHub InsightsがGitHub Enterpriseのリポジトリからのデータを含めるためには、そのリポジトリを所有しているOrganizationをGitHub Insightsに追加しなければなりません。 詳しい情報については「Organizationの管理」を参照してください。
GitHub InsightsにOrganizationを追加すると、そのOrganizationが所有している各リポジトリは、以下の条件を満たしていれば自動的にインポートされます。
- 最低1つのコミットがある
- プライベートではない
- アーカイブされていない
- 過去6ヶ月間にプッシュされた
リポジトリのデータは、webhookと定期的な同期によって更新されます。 リポジトリのデータはいつでも手動でリフレッシュでき、進行中のデータインポートをキャンセルすることもできます。
リポジトリグループを作成して、関連するリポジトリを組み合わせたデータを見ることができます。 すべてのメトリクスとレポートで、リポジトリグループによるフィルタリングができます。
特定のリポジトリもしくはすべてのリポジトリにおいて、GitHub Insightsから特定のファイルを除外できます。
インポートの時間について
GitHub Insightsは、各リポジトリの過去3年のデータをインポートします。 リポジトリのサイズと複雑さに応じて初期のインポートには時間がかかり、その間GitHub Insightsのデータは不完全です。 通例、複数のTeamの初期のインポートには1~2日かかります。 初期のインポートが大規模で複雑になると、最大で2週間かかることもあります。
リポジトリのサイズ | 初期のインポートの時間 |
---|---|
< 10,000コミット | < 1時間 |
10,000から300,000コミット | 1~10日 |
300,000コミット以上 | 10日以上 |
初期のインポートが完了すれば、以降のインクリメンタルな変更からのインポートは2分以下で終わるでしょう。
インポート時間を短くするために、インポートの前にGitHub Insightsから非標準的なフォルダ内のサードパーティライブラリを除外しておくことができます。 詳しい情報については「除外フィルタの管理」を参照してください。
大きなリポジトリを数多く持っているなら、アプリケーションサーバーにコアをたくさん持たせることによって、初期のインポート時間を改善できます。 多くのコアを持つアプリケーションサーバーは、より多くの並列インポートジョブを実行できます。
アプリケーションサーバーのコア | 並列初期インポートジョブ |
---|---|
16コア | 1ジョブ |
32コア | 4ジョブ |
大量のプルリクエストをインポートすると、GitHub Enterpriseからのレート制限が引き起こされることがあります。 この場合、インポートは再開までに1時間、一時停止します。 インポートの時間を改善するために、一時的にGitHub Enterpriseのレート制限を大きくできます。 詳しい情報については「レート制限の設定」を参照してください。
リポジトリの表示と管理
インポートされたリポジトリと、インポート可能なリポジトリを見ることができます。 インポートが進行中なら、インポートのステータスと、インポートの完了までの推定時間を見ることができます。
- GitHub Insightsで、 Settings(の設定)をクリックしてください。
- Settings(設定)の下でRepositories(リポジトリ)をクリックしてください。
- あるいは、インポートされていないリポジトリを追加するには、リポジトリの名前の右でAdd(追加)をクリックしてください。
- あるいは、手動でリポジトリデータをリフレッシュするには、リポジトリ名の右でのリフレッシュアイコンをクリックしてください。
- あるいは、進行中のインポートをキャンセルするには、リポジトリ名の右でCancel(キャンセル)をクリックしてください。
- あるいは、インポートされたリポジトリを削除するには、リポジトリ名の右でRemove(削除)をクリックしてください。
レポートのためのリポジトリグループの管理
リポジトリグループを作成し、リポジトリをグループに追加あるいは削除し、リポジトリグループを削除できます。
リポジトリグループの作成
- GitHub Insightsで、 Settings(の設定)をクリックしてください。
- Settings(設定)の下でRepo groups(リポジトリグループ)をクリックしてください。
- 右上からCreate Group(グループの作成)をクリックしてください。
- "Group Name(グループ名)"の下で、グループの名前を入力してください。
- Create(作成)をクリックしてください。
リポジトリグループへのリポジトリの追加
- GitHub Insightsで、 Settings(の設定)をクリックしてください。
- Settings(設定)の下でRepo groups(リポジトリグループ)をクリックしてください。
- グループ名の右でEdit(編集)をクリックしてください。
- "Repositories(リポジトリ)"の下で、ドロップダウンメニューを使ってグループに追加するリポジトリを選択してください。
- [Done] をクリックします。
リポジトリグループの削除
- GitHub Insightsで、 Settings(の設定)をクリックしてください。
- Settings(設定)の下でRepo groups(リポジトリグループ)をクリックしてください。
- グループ名の右でEdit(編集)をクリックしてください。
- Delete Group(グループの削除)をクリックしてください。
- Confirm(確認)を削除してください。
除外フィルタの管理
ファイル除外ルールのリストを作成し、特定のファイルをすべてのGitHub Insightsデータから除外できます。 ファイル除外ルールは、.gitignoreファイルで使われているものと同じルールに従います。 詳しい情報については、Gitのドキュメンテーションの「 gitignore」を参照してください。
すべてのリポジトリへのファイル除外ルールの追加
グローバルなファイル除外への変更は、新たにインポートされるデータにのみ適用され、既存のデータにさかのぼっては適用されません。 新しい除外ルールを既存のデータに適用するには、リポジトリをGitHub Insightsから削除し、追加しなおしてください。
- GitHub Insightsで、 Settings(の設定)をクリックしてください。
- Settings(設定)の下でExclude files(ファイルの除外)をクリックしてください。
- あるいは"Exclude files(ファイルを除外)"の下で、Include all binaries(すべてのバイナリを含める)を選択してください。
- コードエディタで、新しい除外ルールをリストに追加してください。
- Save Changes(変更を保存)をクリックしてください。
リポジトリへのファイル除外ルールの追加
- GitHub Insightsで、 Settings(の設定)をクリックしてください。
- Settings(設定)の下でExclude files(ファイルの除外)をクリックしてください。
- "Repositories with File Filters(ファイルフィルタを持つリポジトリ)"の右で、Add Filter(フィルタの追加)をクリックしてください。
- "Repository(リポジトリ)"ドロップダウンメニューを使い、リポジトリを選択してください。
- あるいは、既存のデータに除外ルールを適用するには、Re-import(再インポート)を選択してください。
- あるいは、Include all binaries(すべてのバイナリを含める)を選択してください。
- コードエディタで、リポジトリに適用したい除外ルールを追加してください。
- Create Filter(フィルタの作成)をクリックしてください。