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記事のバージョン: Enterprise Server 2.15

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GitHub上のマージ方法について

リポジトリへのプッシュアクセスを持つコントリビューターに対し、使用している GitHub Enterprise Serverインスタンス上でプルリクエストを様々なマージオプションでマージすることを許可するか、リポジトリへのすべてのプルリクエストに特定のマージ方法を強制することができます。

使用している GitHub Enterprise Serverインスタンス 上でプルリクエストのマージオプションを設定して、ワークフローの要求と Git の履歴管理への要望を満たすことができます。 コミットsquashingあるいはリベースのようなマージの1つの種類を、リポジトリでその方法だけを有効化することで強制できます。

使用している GitHub Enterprise Serverインスタンス上のプルリクエストでフォルトのMerge pull request(プルリクエストのマージ)オプションをクリックすると、フィーチャブランチからのすべてのコミットがマージコミット内でベースブランチに追加されます。 プルリクエストは、--no-ffオプションを使ってマージされます。

プルリクエストをマージするためには、リポジトリの書き込み権限を持っていなければなりません。

standard-merge-commit-diagram

マージコミットのsquash

使用している GitHub Enterprise Serverインスタンス上のプルリクエストでSquash and merge(squashとマージ)オプションを選択すると、そのプルリクエストのコミットは1つのコミットにsquashされます。 トピックブランチからコントリビュータの個々のコミットをすべて見る代わりに、コミットは1つのコミットにまとめられ、デフォルトブランチにマージされます。 squashされたコミットを持つプルリクエストは、fast-forwardオプションを使ってマージされます。

プルリクエストをsquashしてマージするには、リポジトリへの書き込み権限を持っていなければならず、リポジトリではsquashマージが許可されていなければなりません。

commit-squashing-diagram

squashとマージは、よりスムーズなGitの履歴をリポジトリに作り出すために利用できます。 作業途中でのコミットは、フィーチャブランチで作業しているときには役立ちますが、必ずしもGitの履歴に残すほど重要とはかぎりません。 デフォルトブランチへのマージに際してそれらのコミットを1つのコミットにsquashすれば、明快なGitの履歴と共にオリジナルの変更を残しておけます。

コミットの squash を有効化する前に、以下の欠点について考慮してください:

詳しい情報についてはプルリクエストのためのコミットsquashingの設定を参照してください。

リベースとコミットのマージ

使用している GitHub Enterprise Serverインスタンス上のプルリクエストでRebase and merge(リベースとマージ)オプションを選択すると、トピックブランチ(あるいはheadブランチ)のすべてのコミットが、マージコミットなしに個別にベースブランチに追加されます。 リベースされたコミットを持つプルリクエストは、fast-forwardオプションを使ってマージされます。

プルリクエストをリベースしてマージするには、リポジトリへの書き込み権限が必要で、リポジトリではリベースマージが許可されていなければなりません。

GitHub Enterprise上でのリベースとマージの振る舞いは、gitのリベースとは少し異なっています。 GitHub上でのリベースとマージは、常にコミッターの情報を更新し、新しいSHAを生成しますが、GitHub外でのgit rebaseは祖先のコミット上でリベースが生じたときにコミッター情報を変更しません。 git rebaseに関する詳しい情報については書籍Pro Gitの"Git rebase" の章を参照してください。

git rebaseの視覚的な表現については、書籍Pro Gitの"Git Branching - Rebasing"の章を参照してください。

コミットのリベースを有効化する前に、以下の欠点について考慮してください:

詳しい情報についてはプルリクエストのためのコミットのリベースの設定を参照してください。

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