組み込みファイアウォールのルール設定
GitHub Enterprise Server インスタンスのデフォルトのファイアウォールのルールとカスタマイズされたルールを見ることができます。
このガイドの内容
- GitHub Enterprise Server インスタンスのファイアウォールについて
- デフォルトのファイアウォールルールの表示
- カスタムのファイアウォールルールの追加
- デフォルトのファイアウォールルールのリストア
GitHub Enterprise Server インスタンスのファイアウォールについて
GitHub Enterprise Server は、仮想アプライアンスで Ubuntu の Uncomplicated Firewall (UFW) を使用します。 詳しい情報についてはUbuntuのドキュメンテーションの"UFW"を参照してください。 GitHub Enterprise Server は、許可されたサービスのファイアウォールホワイトリストをリリースごとに自動的に更新します。
GitHub Enterprise Server をインストールすると、接続を受け入れるために必要なすべてのネットワークポートが自動的に開かれます。 不必要なすべてのポートは自動的にdeny
に設定され、デフォルトの送信ポリシーはallow
に設定されます。 ステートフルな追跡は、任意の新しいコネクションに対して有効化されます。それらは通常、SYN
ビットが立てられているネットワークパケットです。 詳しい情報については"ネットワークポート"を参照してください。
UFW ファイアウォールは、GitHub Enterprise Server が正しく動作するのに必要となる他のいくつかのポートも開きます。 UFWのルールセットに関する詳しい情報についてはthe UFW READMEを参照してください。
デフォルトのファイアウォールルールの表示
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SSH into GitHub Enterprise Server インスタンス.
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME
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デフォルトのファイアウォールルールを表示するには、
sudo ufw status
コマンドを使用します。 以下と同じような出力が表示されるでしょう:$ sudo ufw status > Status: active > To Action From > -- ------ ---- > ghe-1194 ALLOW Anywhere > ghe-122 ALLOW Anywhere > ghe-161 ALLOW Anywhere > ghe-22 ALLOW Anywhere > ghe-25 ALLOW Anywhere > ghe-443 ALLOW Anywhere > ghe-80 ALLOW Anywhere > ghe-8080 ALLOW Anywhere > ghe-8443 ALLOW Anywhere > ghe-9418 ALLOW Anywhere > ghe-1194 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-122 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-161 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-22 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-25 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-443 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-80 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-8080 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-8443 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-9418 (v6) ALLOW Anywhere (v6)
カスタムのファイアウォールルールの追加
警告: 既知の作業状態にリセットする必要が生じた場合に備えて、カスタムのファイアウォールルールを追加する前に、現在のルールをバックアップしてください。 サーバーからロックアウトされている場合には、GitHub Enterprise Support または GitHub Premium Supportに問い合わせて、元のファイアウォールルールを再設定してください。 元のファイアウォールルールを復元すると、サーバーでダウンタイムが発生します。
- カスタムのファイアウォールルールを設定する。
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status numbered
コマンドを使って、新しいルールそれぞれのステータスをチェックします。$ sudo ufw status numbered
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カスタムのファイアウォールルールをバックアップするには、
cp
コマンドを使用してルールを新しいファイルに移動します。$ sudo cp -r /lib/ufw ~/ufw.backup
GitHub Enterprise Server インスタンスをアップグレードした後は、カスタムのファイアウォールルールを再適用しなければなりません。 ファイアウォールのカスタムルールを再適用するためのスクリプトを作成することをお勧めします。
デフォルトのファイアウォールルールのリストア
ファイアウォールルールの変更後に何か問題が生じたなら、オリジナルのバックアップからルールをリセットできます。
注意: ファイアウォールに変更を加える前にオリジナルのルールをバックアップしていなかった場合は、GitHub Enterprise Support または GitHub Premium Supportに連絡して以降の支援を求めてください。
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SSH into GitHub Enterprise Server インスタンス.
$ ssh -p 122 admin@HOSTNAME
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以前のバックアップルールを復元するには、
cp
コマンドでそれらをファイアウォールにコピーして戻します。$ sudo cp -f ~/ufw.backup/*rules /lib/ufw
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systemctl
コマンドでファイアウォールを再起動します。$ sudo systemctl restart ufw
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ufw status
コマンドで、ルールがデフォルトに戻っていることを確認します。$ sudo ufw status > Status: active > To Action From > -- ------ ---- > ghe-1194 ALLOW Anywhere > ghe-122 ALLOW Anywhere > ghe-161 ALLOW Anywhere > ghe-22 ALLOW Anywhere > ghe-25 ALLOW Anywhere > ghe-443 ALLOW Anywhere > ghe-80 ALLOW Anywhere > ghe-8080 ALLOW Anywhere > ghe-8443 ALLOW Anywhere > ghe-9418 ALLOW Anywhere > ghe-1194 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-122 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-161 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-22 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-25 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-443 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-80 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-8080 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-8443 (v6) ALLOW Anywhere (v6) > ghe-9418 (v6) ALLOW Anywhere (v6)