ドキュメントには頻繁に更新が加えられ、その都度公開されています。本ページの翻訳はまだ未完成な部分があることをご了承ください。最新の情報については、英語のドキュメンテーションをご参照ください。本ページの翻訳に問題がある場合はこちらまでご連絡ください。
記事のバージョン: Enterprise Server 2.14

このバージョンの GitHub Enterprise はこの日付をもって終了となります: このバージョンの GitHub Enterprise はこの日付をもって終了となりました: 2019-07-12. 重大なセキュリティ上の問題があっても、パッチはリリースされなくなります。優れたパフォーマンス、改善されたセキュリティ、そして新しい機能のために、GitHub Enterprise の最新バージョンにアップグレードしてください。 アップグレードに関するヘルプについては、GitHub Enterprise Support に連絡してください。

SNMP での監視

GitHub Enterpriseは、SNMP経由でディスクの使用や CPU の使用率、メモリーの使用などのデータを提供します。

SNMP とは、ネットワーク経由でデバイスを監視するための一般的基準です。 GitHub Enterprise Server インスタンスのj状態を監視可能にし、いつホストのマシンにメモリやストレージ、処理能力を追加すべきかを知るために、SNMP を有効にすることを強くおすすめします。

GitHub Enterprise には標準の SNMP がインストールされているので、Nagios などのモニタリングシステムに対して利用可能な数多くのプラグインを活用できます。

SNMP v2c を設定

  1. 任意のページの右上の隅で をクリックしてください。

    サイト管理設定にアクセスするための Rockership アイコン

  2. 左サイドバーで [Management Console] をクリックします。

    左サイドバーの Management Console タブ

左サイドバーで [Monitoring(モニタリング)] をクリックしてください。 モニタリング タブ

  1. [Monitoring(モニタリング)] の下で、[Enable SNMP(SNMPの有効化)] をクリックしてください。

    SNMPを有効化するボタン

  2. Community string の欄では、新しいコミュニティ文字列を入力する。 空白のままだと、publicという設定になります。

    Field to add the community string 左のサイドバーの下で、[Save settings(設定の保存)] をクリックしてください。
    設定の保存 ボタン

  3. SNMP に対応している別のワークステーションで次のコマンドを実行して、SNMP のコンフィグレーションをテストする。

# community-string is your community string
# hostname is the IP or domain of your Enterprise instance
$ snmpget -v 2c -c community-string -O e hostname hrSystemDate.0

これにより、GitHub Enterprise Server インスタンス ホストでのシステム時刻が返されます。

ユーザベースのセキュリティ

SNMP v3 を有効にすると、ユーザセキュリティモデル (USM) により、強化されたユーザベースのセキュリティを利用できます。 ユーザごとに、以下のセキュリティレベルを指定できます:

SNMP v3 用にユーザーを設定する

  1. 任意のページの右上の隅で をクリックしてください。

    サイト管理設定にアクセスするための Rockership アイコン

  2. 左サイドバーで [Management Console] をクリックします。

    左サイドバーの Management Console タブ

左サイドバーで [Monitoring(モニタリング)] をクリックしてください。 モニタリング タブ

  1. [Monitoring(モニタリング)] の下で、[Enable SNMP(SNMPの有効化)] をクリックしてください。

    SNMPを有効化するボタン

  2. [SNMP v3] を選択します。

    Button to enable SNMP v3

  3. [Username] に、SNMP v3 ユーザの固有なユーザ名を入力します。

    Field to type the SNMP v3 username

  4. [Security Level] ドロップダウンメニューで、SNMP v3 ユーザ ー用のセキュリティレベルをクリックします。

    Dropdown menu for the SNMP v3 user's security level

  5. セキュリティレベルが authnopriv である SNMP v3 ユーザの場合:

    Settings for the authnopriv security level

    • [Authentication password](認証パスワード)に、認証パスワードを入力してください。

    • [Authentication password] の右の [Protocol](プロトコル)ドロップダウンメニューから、使いたい認証プロトコルをクリックしてください。

  6. セキュリティレベルが authpriv である SNMP v3 ユーザーの場合:

    Settings for the authpriv security level

    • [Authentication password](認証パスワード)に、認証パスワードを入力してください。

    • [Authentication password] の右の [Protocol](プロトコル)ドロップダウンメニューから、使いたい認証プロトコルをクリックしてください。

    • Optionally, in "Privacy password", type the privacy password.

    • [Privacy password] の右側にある [Protocol] ドロップダウンメニューで、使用するプライバシープロトコル方式をクリックします。

  7. [Add user] をクリックします。

    Button to add SNMP v3 user 左のサイドバーの下で、[Save settings(設定の保存)] をクリックしてください。
    設定の保存 ボタン

SNMP データの照会

アプライアンスに関するハードウェアレベルとソフトウェアレベルの両方の情報が SNMP v3 で利用できます。 noAuthNoPrivauthNoPriv のセキュリティレベルでは暗号化とプライバシーが欠如しているため、結果の SNMP レポートから hrSWRun の表 (1.1.3.6.1.2.1.25.41) は除外されます。 セキュリティレベル authPriv を使用している場合は、この表が掲載されます。

SNMP v2c では、アプライアンスに関するハードウェアレベルの情報のみが利用できます。 GitHub Enterprise 内のアプリケーションとサービスには、メトリックスを報告するように設定された OID がありません。 いくつかの MIB が利用できます。ネットワークで SNMP をサポートしている別のワークステーションで snmpwalk を実行することで確認できます。

# community-string is your community string
# hostname is the IP or domain of your Enterprise instance
$ snmpwalk -v 2c -c community-string -O e hostname

SNMP に対して利用可能な MIB のうち、最も有用なものは HOST-RESOURCES-MIB (.1.3.6.1.2.1.25) です。 この MIB のいくつかの重要なオブジェクトについては、以下の表を参照してください:

名前 OID 説明
hrSystemDate.2 .1.3.6.1.2.1.25.1.2 ホストから見たローカルの日付と時間。
hrSystemUptime.0 .1.3.6.1.2.1.25.1.1.0 前回ホストが起動してからの時間。
hrMemorySize.0 .1.3.6.1.2.1.25.2.2.0 ホストが持っているRAMの容量。
hrSystemProcesses.0 .1.3.6.1.2.1.25.1.6.0 現在、ホストでロードされている、または作動しているプロセスのコンテキストの数。
hrStorageUsed.1 .1.3.6.1.2.1.25.2.3.1.6.1 hrStorageAllocationUnits のホストの使用ストレージ領域。
hrStorageAllocationUnits.1 .1.3.6.1.2.1.25.2.3.1.4.1 hrStorageAllocationUnit のバイトでのサイズ

たとえば、SNMP v3 で hrMemorySize を照会するには、ネットワークで SNMP をサポートしている別のワークステーションで次のコマンドを実行します:

# username はあなたの SNMP v3 ユーザの一意のユーザ名
# auth password は認証パスワード
# privacy password はプライバシーパスワード
# hostname はあなたの Enterprise インスタンスの IP またはドメイン
$ snmpget -v 3 -u username -l authPriv \
  -A "auth password" -a SHA \
  -X "privacy password" -x AES \
  -O e hostname HOST-RESOURCES-MIB::hrMemorySize.0

SNMP v2c で hrMemorySize を照会するには、ネットワークで SNMP をサポートしている別のワークステーションで次のコマンドを実行します:

# community-string はあなたのコミュニティ文字列
# hostname はあなたの Enterprise インスタンスの IP またはドメイン
snmpget -v 2c -c community-string hostname HOST-RESOURCES-MIB::hrMemorySize.0

メモ: アプライアンスで実行中のサービスに関する情報の漏洩を防ぐために、SNMP v3 でセキュリティレベル authPriv を使用していない限り、結果の SNMP レポートから hrSWRun の表 (1.1.3.6.1.2.1.25.41) は除外されます。 セキュリティレベル authPriv を使用している場合は、hrSWRun の表が掲載されます。

SNMP での一般的なシステム属性に対する OID マッピングの詳しい情報については、「CPU、メモリ、ディスクの統計情報に対する Linux SNMP OID」を参照してください。

担当者にお尋ねください

探しているものが見つからなかったでしょうか?

弊社にお問い合わせください